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きょうのことば『わたしは今日、あなたの家に泊る』ーインマヌエル秋田・盛岡(兼牧)キリスト教会牧師  神谷光一師の説教ー

 あっという間に2025の1月が終わりました。このカレンダーは高校の同期生である春日部市にいる友達、同期会でお会いしていつの間にかクリスチャンになっていたのを知ったのですが、その彼女が送ってくれたカレンダーです。いつもなら「もう1月は終わった」と無造作に剥いで捨てるところ、しかし今朝このおことばに目がとまり、この画像では雰囲気が良く出ていないのが残念ですが、写真をも含めてすっきりと清冽な趣に惹きつけられ、捨てるのはもったいないとスキャナを潜らせてみました。A5サイズのカレンダー。どなたが作ったのかは分かりません。120250202_05201520jpg

このブログは、日曜日ごとに、一週間遅れて説教を掲載しております。
2025
年1月26 日(日)
説教題 『神の国はこのような者たちのもの』
聖書朗読 
ルカの福音書 第19章1~10節
(←クリック)
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1 それからイエスはエリコに入り、町の中を通っておられた。
2するとそこに、ザアカイという名の人がいた。彼は取税人のかしらで、金持ちであった。
3 彼はイエスがどんな方かを見ようとしたが、背が低かったので、群集のために見ることができなかった。
4 それで、先の方に走って行き、イエスを見ようとして、いちじく桑の木に登った。イエスがそこを通り過ぎようとしておられたからであった。
5 イエスはその場所に来ると、上を見上げて彼に言われた。「ザアカイ、急いで降りてきなさい。わたしは今日、あなたの家に泊まることにしているから。」
6 ザアカイは急いで降りて来て、喜んでイエスを迎えた。
7 人々はみな、これを見て、「あの人は罪人のところに行って客となった」と文句を言った。
8 しかし、ザアカイは立ち上がり、主に言った。「主よ、ご覧ください。私は財産の半分を貧しい人たちに施します。だれかから脅し取った物があれば、四倍にして返します。」
9 イエスは彼に言われた。「今日、救いがこの家に来ました。この人もアブラハムの子なのですから。
10 人の子は、失われた者を捜して救うために来たのです。」

【神谷師による説教の要約】
 取税人のザアカイがキリストを見ようとしたのは、これまでの取税人たちへの対応を聞いて、関心を持ったからといえる。また、キリストに名前を呼ばれ「泊ることにしてある」と言われたザアカイは、そのことを嫌われ者の自分を愛して信頼してくれたと理解して心躍る思いであったことが考えられる。それゆえにザアカイが「主よ、ご覧ください~」と言って財産の半分を貧しい人に、脅し取った分は4倍にして返すと語った時、心にあった思いは、キリストが自分にとって、それまでしがみついていたお金よりも大切な存在になったということである。
 キリストこそ、私たちを捕らえて離さない、あらゆるこだわりから解放することのできる方である。

―ブログ管理人のひとりごとー
 水曜日からペースをゆるめている。ほんとうはこの数日間こそ拍車をかけ頑張らなくてはならなかったのだが、如何せん眼精疲労。7日には二カ月近く続いた咳が止まり、「主を喜ぶことはあなた方の力です」を実感したのだった。まさしくその通りで、気力は回復したものの、こんどは目の使い過ぎで頭痛が。解決策は単純で休むこと。心ゆったりと、夕べはバッハと讃美歌、バッハも讃美歌ではあるのだけれど、何れ、音楽で寛いだ。讃美歌がもたらすもの、何か奥深いところから自分に宛てて慈愛がにじみ出てき、心を癒してくれる。讃美歌を50年歌ってきたけれども、讃美歌が自分を引上げてくれる力は大きい。
 人生の終盤に人に課せられている闘いは、孤独との闘いかと思う。家族に先立たれ、友だちに先立たれ、やがて一人になったとき、あるいはそのほかさまざまな理由で一人になり、身動きもままならなくなったとき、襲い来る孤独感を克服して生きることは容易ではないだろう。恐らくはそのとき、讃美歌の恩恵をいよいよ知ることになるだろう。そしていよいよ祈るようになるに違いない。ある方、この方はもう90歳になられたかと思うが「きょうもイエスさまと二人っきり」、こう仰って出かけるときには鍵をかけながら扉のところで留守の見まもりを祈り、神さまへの信頼を絶やさずに明るく前向きに生きておられる。倣いたい。


 

インマヌエル秋田キリスト教会  https://localplace.jp/t100303888/
インマヌエル盛岡キリスト教会 https://sites.google.com/view/igm-morioka/

⏰6時36分更新

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