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クラシック エラール メモ

 数日前のクラシック倶楽部、フランチェスコ・トリスターノのバッハ演奏。まるでフローリングに日があたり目立ってしまった埃を掃除機で吸い取ってくれるような、そこにある埃に窓から一陣の風が吹き込んでスーッと運び去ってくれるような、トリスターノのバッハは、自分に見分け難くうっすらと積もった埃をちょうどそのように払い爽やかにしてくれた。曲が終わってみると爽やかさがのこされていた。


 今朝はピエール・ロラン・エマール。藝大の学生が聴講。これがとても興味深い。今聴きながら書いている。バッハとクルターグの比較というよりも、それぞれの作曲家の面白さの違いとでもいおうか、それを解説を交えての演奏。クルターグ、初めて聴くけれど、とここでまた.wikipediaに飛んでみると、「ルーマニア出身のハンガリー人作曲家ピアニスト、室内楽の教授。バルトークマリンシュテインウェーベルンらの影響を受けており、表現主義においてウェーベルンの後継者と言われている。」
 エマールはバッハは巨大建築であり、葉っぱのモチーフをどんどん豊かに繁らせて豊かな樹木にする。一方クルターグはモチーフを切り詰め切り詰めて、詩の世界でいえば俳句のような表現にする。クルターグの作品が格言のように聞こえる理由はここにある。番組通りの解説そのままではないが、こういった解説だった。非常に面白かった。そしてエマールの演奏がまさしく、バッハはこうだよ、こうなんだ、クルターグはこうだよ、分かるだろうこの違いが、と解説が聴こえてくるような演奏だったこと。エマールが俳句という言葉を持ち出せたことが意外だった。
 気が向いた時ばかりもと、書きつけておく。もう名曲アルバムが始まっている。

 

⏰6時2分更新

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