きょうのことば『主があなたがたのために戦われ』ーインマヌエル秋田・盛岡(兼牧)キリスト教会牧師 神谷光一師の説教ー
2024年9月1 (日)
説教題 『主があなたがたのために戦われ』(←クリックしてお聞きください)
聖書朗読 出エジプト記 14章5~31節
神谷光一牧師・美津子牧師
5 民が去ったことがエジプトの王に告げられると、ファラオとその家臣たちは民に対する考えを変えて言った。「われわれは、いったい何ということをしたのか。イスラエルをわれわれのための労役から解放してしまったとは。」
6 そこでファラオは戦車を整え、自分でその軍勢を率い、
7 選り抜きの戦車六百、そしてエジプトの前戦車を、それぞれ補佐官をつけて率いて行った。
8主がエジプトの王ファラオの心を頑なにされたので、ファラオはイスラエルの子らを追跡した。一方、イスラエルの子らは臆することなく出て行った。
9 エジプト人は彼らを追った。ファラオの戦車の馬も、騎兵も軍勢もことごとく、バアル・ツェフォンの前にあるピ・ハヒロテで、海辺に宿営している彼らに追いついた。
10 ファラオは間近に迫っていた。イスラエルの子らは目を上げた。すると、なんと、エジプト人が彼らのうしろ迫っているではないか。イスラエルの子らは大いに恐れて、主に向かって叫んだ。
11 そしてモーセに言った。「エジプトに墓がないからといって、荒野で死なせるために、
あなたはわれわれを連れて来たのか。われわれをエジプトから連れ出したりして、いったい何ということをしてくれたのだ。
12エジプトであなたに『われわれのことはかまわないで、エジプトに仕えさせてくれ』と言ったではないか。実際、この荒野で死ぬよりは、エジプトに仕える方がよかったのだ。」
13 モーセは民に言った。「恐れてはいけない。しっかり立って、今日あなたがたのために行われる主の救いを見なさい。あなたがたは、今日見ているエジプト人をもはや永久に見ることはない。
14 主があなたがたのために戦われるのだ。あなたがたは、ただ黙っていなさい。」
15 主はモーセに言われた。「なぜ、あなたはわたしに向かって叫ぶのか。イスラエルの子らに、前進するように言え。
16 あなたは、あなたの杖を上げ、あなたの手を海の上に伸ばし、海を分けなさい。そうすれば、イスラエルの子らは海の真ん中の乾いた地面を行くことができる。
17 見よ、このわたしがエジプト人の心を頑なにする。彼らはあとから入って来る。わたしはファラオとその全軍勢、戦車と騎兵によって、わたしの栄光を現す。
18 ファラオとその戦車とその騎兵によって、わたしが栄光を現すとき、エジプトは、わたしが主であることを知る。」
19 イスラエルの陣営の前を進んでいた神の使いは、移動して彼らのうしろを進んだ。それで、雲の柱は彼らの前から移動して彼らのうしろに立ち、
20 エジプトの陣営とイスラエルの陣営の間に入った。それは真っ暗な雲であった。それは夜を迷い込ませ、一晩中、一方の陣営がもう一方に近づくことはなかった。
21 モーセが手を海に向けて伸ばすと、主は一晩中、強い東風で海を押し戻し、海を乾いた地とされた。水は分かれた。
22イスラエルの子らは、海の真ん中の乾いた地面を進んで行った。水は彼らのために右も左も壁になった。
23 エジプト人は追跡し、ファラオの馬も戦車も騎兵もみな、イスラエルの子らの後を海の中に入って行った。
24 朝の見張りのころ、主は火と雲の柱の中からエジプトの陣営を見下ろし、エジプトの陣営を混乱に陥れ、
25 戦車の車輪をはずしてその動きを阻んだ。それでエジプト人は言った。「イスラエルの前から逃げよう。主が彼らのためにエジプトと戦っているのだ。」
26 主はモーセに言われた。「あなたの手を海に向けて伸ばし、エジプト人と、その戦車、その騎兵の上に水が戻るようにせよ。」
27 モーセが手を海の上に向けて伸ばすと、夜明けに海が元の状態に戻った。エジプト人は迫り来る水から逃れようとしたが、主はエジプト人を海のただ中に投げ込まれた。
28 水は元に戻り、後を追って海に入ったファラオの全軍勢の戦車と騎兵をおおった。残った者は一人もいなかった。
29 イスラエルの子らは海の真ん中の乾いた地面を歩いて行った。水は彼らのために、右も左も壁になっていた。
30 こうして主は、その日、イスラエルをエジプトの手から救われた。イスラエルは、エジプト人が海辺で死んでいるのを見た。
31 イスラエルは、主がエジプトに行われた、この大いなる御力を見た。それで民は主を恐れ、主とそのしもべモーセを信じた。
【神谷師による説教の要約】
神が奴隷のエジプトを出たイスラエルの民を、エジプトの軍隊に向き合わせたのは、イスラエルを支配していた力からの解放を知らせるためである。
また、エジプトに追われるイスラエルの民の前で、海が分かれて道ができたことは、今の私たちにとってキリストの十字架が私たちと神との間にある架け橋となったことを意味する。
また、追いかけてきたエジプトの軍隊が海の底に沈んだことは、これまでの失敗や罪の記憶に責められることからの解決は、神がしてくださるということを示している。
私たちにはできない、罪とその支配からの解放を成し遂げられるお方に信頼したい。
―ブログ管理人のひとりごとー
この日9月1日は、伝道礼拝。ユーチューブには説教ばかりではなく、盛岡教会のK姉が信仰を持ったいきさつも入っています。Kさんは、立て板に水のようにはお話しなさいません。だからこそその真実が心を打ちます。けさもそのお話が心に浮かんでおりました。
説教で特に心に留まったことは、説教の要約にもあるように「これまでの失敗や罪の記憶に責められることからの解決は、神がしてくださる 」、このことです。
学生時代に、まだ信仰に入る前のこと、コンピューターによる性格診断をしたことがありました。印字が出してきたのは「正義感が強く善悪判断がはやい」。そうか、私はそうなんだ。ところが、その後、現実の問題に直面したときに、行動にはいたらないまでも、ヨセフのように先ずはまっしぐらに正義を貫こうと思考したかというと、そう簡単にはいかなかった。信仰を持ってからは、人生の分岐点に立ったときには、そういう私をよくご存じの神さまが乗り出してきて、私のギアを切り替えた。前に「神さまは私の襟首をつかんでまわれ気味をさせた」という言い方をしましたが、まさしくそうでした。
写真、今私が暮らす集合住宅では、大掛かりな大改修工事が行われておりますが、建物全体に足場が組まれ、この足場、建物の外回りを軽々と動き回り作業を可能にする優れもの。毎日しっかりとした作業員の方々が来ては、ひび割れ、タイルの破損チェック、シーリング、高圧洗浄、塗装を実に丁寧にやってくださっています。工事の関係で全戸網戸を外すようにとのお達し、ところが、この網戸はなかなか外せるものではない。安全性のこともあってそう簡単には外れないようにできてもいるのですが。ところがその道のプロ、現場の責任者の一人でもある方でしたが、まるで手品のように手順を踏みコツでスッスッと外し、6枚を一気に大型ビニールで包んで一室に格納 してくださいました。これを全戸に一定期間でやってのける、見事なものです。その工事のための足場ごしに待ち望んだ今朝の朝日を撮ってみました。
ナビも知ってる秋田教会の住所 秋田県秋田市外旭川字神田519-7
ナビも知ってる盛岡教会の住所 盛岡市大館町12-26
⏰6時18分
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