« きょうのことば「ひれ伏して~宝の箱を開けて」ー説教・インマヌエル秋田・盛岡(兼牧)キリスト教会 神谷光一牧師ー | トップページ | 新年おめでとうございます! »

きょうのことば 『彼らのいる場所がなかった』インマヌエル秋田・盛岡(兼牧)キリスト教会  神谷光一牧師の説教

「わがたましいよ主をほめたたえよ。主が良くしてくださったことを何一つ忘れるな。」(詩篇103:2)
今朝はこの年を締めくくる最後の礼拝となりました。様々な出来事のあったこの年の恵みを覚えつつ、こうして尚、贖われた者として御前にあることを覚えつつ、感謝をもってこの年を送り、新たな年を迎えましょう。ー今日の教会週報からー

 クリスマス礼拝から1週間。ことしはこの週間に、思えば、神の子が地上に人の子としてお生まれになった、常識的にはもうまったく信じがたいこのことを、ある時点で自分は信じたのだということに驚いたクリスマスだった。信じたというこのこと自体が信じがたいのだが、しかしそれはほんとうだと納得させる、たしかにそうだと思わざるを得ない今この時点での根拠は、聖霊の存在。イエスさまを信じたときに人の心の内に与えられるという聖霊さまの存在だ。このお方が、路頭に迷うかの心境になったときに、行くべき道を指し示すというよりは、行くべきように行けるように状況を整えてくださったように思う。これはちょっときついなと思われる場合でも、そしてそんなときに、はたと思ったのは、これが十字架を負うということなのだろうと。神は何らかの十字架を背負うようにキリスト者を召されている。大なり小なりそれを担わなければならない、そう思い到った。ーブログ管理人のひとことー

      ☆  ☆   ☆

インマヌエル秋田・盛岡(兼牧)キリスト教会牧師 
神谷光一師の説教をお聴きください。説教は前の週の分をおつなぎしています。
20230611_05314375_20231231062201

2023年12月24(日)
説教題 『彼らのいる場所がなかった』
聖書朗読 ルカの福音書 2章1~12節

1 そのころ、全世界の住民登録をせよという勅令が、皇帝アウグストから出た。
2 これは、キリニウスがシリアの総督であったときの、最初の住民登録であった。
3 人々はみな登録のために、それぞれ自分の町に帰って行った。
4 ヨセフも、ダビデの家に属し、その血筋であったので、ガリラヤの町ナザレから、ユダヤのベツレヘムというダビデの町へ上って行った。
5 身重になっていた、いいなずけの妻マリアとともに登録するためであった。
6 ところが、彼らがそこにいる間に、マリヤは月が満ちて、
7 男子の初子を産んだ。そして、その子を布にくるんで飼葉おけに寝かせた。宿屋には彼らのいる場所がなかったからである。
8 さて、その地方で、羊飼いたちが野宿をしながら、羊の群れの夜番をしていた。
9 すると、主の使いが彼らのところに来て、主の栄光が回りを照らしたので、彼らは非常に恐れた。
10 御使いは彼らに言った。「恐れることはありません。見なさい。私は、この民全体に与えられる、大きな喜びを告げ知らせます。
11 今日ダビデの町で、あなたがたのために救い主がお生まれになりました。この方こそ主キリストです。
12 あなたがたは、布にくるまって飼葉おけに寝ているみどりごを見つけます。それが、あなたがたのためのしるしです。」
13 すると突然、その御使いと一緒におびただしい数の天の軍勢が現れて、神を賛美した。
14 「いと高き所で、栄光が神にあるように。地の上で、平和がみこころにかなう人々あるように。」
15 御使いたちが彼らから離れて天に帰ったとき、羊飼いたちは話し合った。「さあ、ベツレヘムまで行って、主が私たちに知らせてくださったこの出来事を見届けて来よう。」
16 そして急いで行って、マリアとヨセフと、飼葉おけに寝ているみどりごを捜し当てた。
17 それを目にして羊飼いたちは、この幼子について自分たちに告げられたことを知らせた。
18 聞いた人たちはみな、羊飼いたちが話したことに驚いた。
19 しかしマリアは、これらのことをすべて心に納めて、思いを巡らしていた。
20 羊飼いたちは、見聞きしたことがすべて御使いの話のとおりだったので、神をあがめ、賛美しながら帰って行った。

【神谷師による説教の要約】

「彼らのいる場所がなかった」(ルカ2:1~20)
み使いが羊飼いたちに告げた、救い主が飼葉桶に寝ておられることは、救い主が羊飼いたちの生活の中に来てくださったことを意味していたが、同時にそのことは、救い主の誕生という大事を抱えるマリアとヨセフにとって、自分たちには社会の中で居場所がなく、片隅に追いやられているということを意味していた。
一方、羊飼いにとって救い主が御使いの言葉の通り、飼葉桶に生まれたことは、自分たちの日常の労苦を神様がご覧になり、共にあって下さることをうなずくしるしとなり、以後、彼らの暮らしぶりが変わることはなくとも、飼葉桶の御子が示す喜びと賛美がそこに生まれた。
主は私たちの目にマイナスと見えることがらを別の視点からプラスに変えることのできなさるお方である。

 

6時42分更新

|

« きょうのことば「ひれ伏して~宝の箱を開けて」ー説教・インマヌエル秋田・盛岡(兼牧)キリスト教会 神谷光一牧師ー | トップページ | 新年おめでとうございます! »

教会」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« きょうのことば「ひれ伏して~宝の箱を開けて」ー説教・インマヌエル秋田・盛岡(兼牧)キリスト教会 神谷光一牧師ー | トップページ | 新年おめでとうございます! »