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きょうのことば 「どうぞ披露宴に」ー説教 IGM秋田・盛岡教会牧師 神谷光一師ー

 台風は通過したか。土砂災害があるたびに、泥を掻きだしている姿を見る。「またか!」、私はつい吐き捨てるように言ってしまった。どうにもならない無力感、苛立ち、怒りがずんと心の底に堆積している。はたと思った。こんな捨て鉢に近いことばを傍で聞いている人の気分はどんなものだろう。それでも明るくなれるような、励ませるような言葉はないものか。心の中で言い換えてみる。「頑張れ、頑張れ、負けるな、負けるな」。これは自分自身をも励ましてもいる。すこし力を得た思いにはなる。しかし現地ではみんな頑張っている。ぎりぎりまで頑張っているのだ。そしてたどりついたことばは、やはりこれだった。
「視(み)よ、我は世の終まで常に汝らと偕(ともに)に在(あ)るなり」
心配するんじゃない、世が崩れ落ちようとも、わたしがおまえたちにしっかりとついている。イエス様のおことばだ。

 

 


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神谷光一・美津子 牧師夫妻

インマヌエル秋田教会・盛岡教会の神谷光一牧師の説教をおつなぎします。

2023年8月13日(日)
説教題 『どうぞ披露宴に』
聖書朗読 マタイの福音書 22章1~14節

1 イエスは彼らに対し、再びたとえをもって話された。
2 「天の御国は、自分の息子のために、結婚の披露宴を催した王にたとえることができます。
3 王は披露宴に招待した客を呼びにしもべたちを遣わしたが、彼らは来ようとしなかった。
4 それで再び、次のように言って別のしもべたちを遣わした。『招待した客にこう言いなさい。「私は食事を用意しました。私の雄牛や肥えた家畜を屠り、何もかも整いました。どうぞ披露宴においでください」と。』
5 ところが彼らは気にもかけず、ある者は畑に、別の者は自分の商売に出て行き、
6 残りの者たちは、王のしもべたちを捕まえて侮辱し、殺してしまった。
7 王は怒って軍隊を送り、その人殺しどもを滅ぼして、彼らの町を焼き払った。
8 それから王はしもべたちに言った。『披露宴の用意はできているが、招待した人たちはふさわしくなかった。
9 だから大通りに行って、出会った人をみな披露宴に招きなさい。』
10 しもべたちは通りに出て行って、良い人でも悪い人でも出会った人をみな集めたので、披露宴は客でいっぱいになった。
11 王が客たちを見ようとして入って来ると、そこに婚礼の礼服を着ていない人が一人いた。
12 王はその人に言った。『友よ。どうして婚礼の礼服を着ないで、ここに入って来たのか。』しかし、彼は黙っていた。
13 そこで、王は召使いたちに言った。『この男の手足を縛って、外の暗闇に放り出せ。この男はそこで泣いて歯ぎしりすることになる。』
14 招かれる人は多いが、選ばれる人は少ないのです。」



 

6時55分更新

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