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きょうのことば「わたしはぶどうの木」ー説教・神谷光一牧師

 ここのところ、朝4~5時にかけて、といっても時間がすこしずれることはありますが、聖書を読み祈ることをしています。その前は、もうとても祈ることなどできなくなっていました。連日のウクライナの戦争報道。そこにトルコ・シリア地震。韓国のミサイル発射。コロナが沈静化したかに見えても、新薬が出たという朗報はあるけれど、これで収束するかどうかの見通しもない。核の危機は高まる一方。やはり気持ちがこれらに大きく支配されてしまっている。

 個人の平和、世界の平和、昔は自分が世界の平和を祈るなど可笑しくて笑い転げそうだったのが、今や自分みたいな者がなどと言っていられる状況ではなくなっているのだ。それでも、とにかく祈り、祈るうちに、事の深刻さにどこかがポキポキと折れ始める。この集合住宅にだってミサイル一発の着弾で日常が吹っ飛ぶ。この私が祈ったって何が変わるというのか、祈ったことが変わらなかったことはたくさんあるじゃないか。気分がこうなってくると、あの時あんなことを言ってしまったが、また人にこう思われてしまうな、などと余計なことまでがむくむくと頭を持ち上げてくる。もぐらだ。こんもりと土を持ち上げ出てくるあのモグラ。ひょこひょこ上がるモグラの頭をモグラたたきでいくらたたいても、これでもかこれでもかと次から次に出てくる始末。

 そしてはたと気づいた。余計なことは考えなくていいんだ。今までだって、自分の頭で考えたことの多くは大したことなかった。考えない方がまだましなことだってあったじゃないか。そして、どうにもならない、もうダメだ、不可抗力というマイナス言語さまたちにはお引き取り願った。「さま」というのは、これらのことばは実にいたずら好きで、こけおどしが好きで、人が意気消沈して目線を下げると拍手喝采。世の中のいたるところに君臨し、主導権を握っている。とにかく手に負えない困った輩。それでも捕まえられて牢にぶち込まれることもないために尚厄介。

 というわけで、それに気づいてからは、淡々と、次つぎに願いを神様に告げた。一応受領のハンコはついてくださった気がする。
けさもただ淡々と祈った。淡々と次つぎに申し上げた。際限ないほどに。

 

             ☆  ☆   ☆

 

IGM(インマヌエル)盛岡キリスト教会は、毎週日曜日、ズームで秋田教会の神谷光一牧師の説教をお聴きしています。
https://www.youtube.com/watch?v=VJK9YbtAIeU
是非クリックしてお聞きください。

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聖書朗読 ヨハネの福音書15章1~17節

1 わたしはまことのぶどうの木、わたしの父は農夫です。

2 わたしの枝で実を結ばないものはすべて、父がそれを取り除き、実を結ぶものはすべて、もっと多く実を結ぶように、刈り込みをなさいます。

3 あなたがたは、わたしがあなたがたに話したことばによって、すでにきよいのです。

4 わたしにとどまりなさい。わたしもあなたがたの中にとどまります。枝がぶどうの木にとどまっていなければ、自分では実を結ぶことができないのと同じように、あなたがたもわたしにとどまっていなければ、実を結ぶことはできません。

5 わたしはぶどうの木、あなたがたは枝です。人がわたしにとどまり、わたしもその人の中にとどまっているなら、その人は多くの実を結びます。わたしを離れては、あなたがたは何もすることができないのです。

6 わたしにとどまっていなければ、その人は枝のように投げ捨てられて枯れます。人々がそれを集めて火に投げ込むので、燃えてしまいます。

7 あなたがたがわたしにとどまり、わたしのことばがあなたがたにとどまっているなら、何でも欲しいものを求めなさい。そうすれば、それはかなえられます。

8 あなたがたが多くの実を結び、わたしの弟子となることによって、わたしの父は栄光をお受けになります。

9 父がわたしを愛されたように、わたしもあなたがたを愛しました。わたしの愛にとどまりなさい。

10 わたしがわたしの父の戒めを守って、父の愛にとどまっているのと同じように、あなたがたもわたしの戒めを守るなら、わたしの愛にとどまっているのです。

11 わたしの喜びがあなたがたのうちにあり、あなたがたがたが喜びで満ちあふれるようになるために、わたしはこれらのことをあなたがたに話しました。

12 わたしがあなたがたを愛したように、あなたがたも互いに愛し合うこと、これがわたしの戒めです。

13 人が自分の友のためにいのちを捨てること、これよりも大きな愛はだれも持っていません。

14 わたしが命じることを行うなら、あなたがたはわたしの友です。

15 わたしはもう、あなたがたをしもべとは呼びません。しもべなら主人が何をするのか知らないからです。わたしはあなたがたを友と呼びました。父から聞いたことをすべて、あなたがたには知らせたからです。

16 あなたがたがわたしを選んだのではなく、わたしがあなたがたを選び、あなたがたを任命しました。それは、あなたがたが行って実を結び、その実が残るようになるため、また、あなたがたがわたしの名によって父に求めるものをすべて、父が与えてくださるようになるためです。

17 あなたがたが互いに愛し合うこと、わたしはこれを、あなたがたに命じます。

 

⏰6時30分更新

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