221208 クラシック倶楽部を聴く クァルテット・エクセルシオ ベートーベンを奏でる
~2021年1月15日めぐろパーシモンホール大ホール(東京)で収録
1994年桐朋学園在学中に結成。国内外の数々のコンクールで受賞。日本では数少ない常設の四重奏団として四半世紀を超えて第一線で活躍し続けている。
コメント
西野ゆか:弦楽四重奏、最初の頃は、こうやって練習してきたものを温めたものをコンサートでみんなに聞いてもらうという意識が強かったと思うんですけど、これだけ何度も弾いてまた今後も弾くチャンスがあることが、自分たちの中にあって、あのときはこんな考えでこんなふうに演奏してきたけど、今はまた違ったり、未来もまた新しいアイデアが生まれると思うし、また違った意味での楽しみが今はできていると思います。
吉田有紀子:もうとにかく作品がすばらしいというところが第一にありますし、ハーモニーの美しさというのが神がかったような感じがあるので、もう特別な存在ですね。
大友 肇:ベートーベンって、たしかにメロディーとかメロディーラインあるんですけれども、役割がメロディーと伴奏というそういう分け方じゃない。ほんとうにもう4人が音楽の主導を持っている。そういう存在が絡み合って何かもう一つの世界を作るという、そういうところが最大の魅力じゃないかなと思います。
北見春菜:「ラズモフスキー」第一番は、初期の作品6曲と比べて、壮大なスケールというか演奏時間も長いですし、技術的にもけっこう演奏するのが難しい作品ではあるんですけれども、特に2楽章とかもすごくリズミックですし、強弱のコントラストもすごくあったり、たぶん聴いていても面白いと思うんですけど、視覚的に見ていてもすごく面白いのでがないかなと思います。4楽章は4楽章ですごく明るくて軽快な雰囲気なんですけれども、今けっこう世の中は暗いニュースが多いんですけれども、この曲を聴いていただいたらみなさんハッピーな気持ちになっていただけるんじゃないかなと思います。
曲目
☆弦楽四重奏曲 作品59「ラズモフスキー」第一番 ベートーベン
ベートーベンはウィーン駐在ロシア大使ラズモフスキー伯爵の依頼を受けて3曲の弦楽四重奏曲を作曲した。ベートーベン中期の代表作に数えられ、初期の弦楽四重奏曲とは一線を画する独創性と豊かな楽想を持つ。
☆弦楽四重奏曲 作品130から 第5楽章 ベートーベン
1825年に出版されたベートーベン後期の弦楽四重奏曲。全体は6つの楽章からなる。美しい旋律を持つ第5楽章「カヴァティーナ」は、作曲者自身もその出来栄えに満足したといわれる。
🎵今回の曲は暗闇を超えて光にといった根底の苦悩から発しているのではないなと。ラズモフスキー、2楽章で何かドラマがはじまりそうな気配も感じさせるけれどもそこには平明な幸せな気分も感じられる。3楽章は穏やかな空気に穏やかな会話が美しく流れ時としてさざめくような哄笑が聴こえる。このような曲調というのは自らが安定、充実しているときに浮かぶものなのかもしれない。
🎧名曲アルバム。「歌劇“ローエングリン”第1幕への前奏曲」ワーグナー作曲
沼尻竜典&N響
ワーグナーの歌劇「ローエングリン」はバイエルン王ルートヴィヒ2世が愛した曲。彼が建てたノイシュヴァンシュタイン城とミュンヘン近郊の美しい秋の風景とともに紹介する
南ドイツのシュバンガウ地方は中世の「白鳥の騎士」伝説の地。バイエルン王ルートヴィヒ2世は15歳の時、ミュンヘンにあるバイエルン国立歌劇場で初めてオペラ「ローエングリン」を観、神話世界を壮大なスケールの音楽で描くワーグナーに心酔したのがノイシュヴァンシュタイン城建設の動機となる。城にはワーグナーのオペラ世界が再現されている。王は自らを白鳥の騎士に重ね合わせていたというが、居間にはローエングリンの絵が描かれている。王になっても政治には関心がなくワーグナーの援助と城づくりに熱中。莫大な金と15年以上の歳月をかける。だが国の破綻を危ぶむ家臣によって、ルートヴィヒは僅か半年で城を追われる。ある日ミュンヘン郊外の湖に散歩に出かけた王は水死体となって発見される。死因は今も謎。王は生前「私は永遠の謎でありたい」と語っていたという。
⛳7時更新
7時に仕上がると、気分はすっきりする。
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