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きょうのことば「成し遂げてくださる神」

明けましておめでとうございます!

2023年元旦

あなたがたは、世にあっては患難があります。
しかし、勇敢でありなさい。
わたしはすでに世に勝ったのです。
ヨハネ16:33

 これは、昨年末から、私の心に通っているおことばです。ことしは、このおことばを支えとして、一日一日を歩んで行きたいと思っています。本年も、どうぞ宜しくお願い申し上げます。

☆  ☆  ☆

きょうは新年初の聖日礼拝ですが、このブログは説教を一週間遅れで掲載しておりますので、昨年末最終聖日分をお伝えいたします。

インマヌエル盛岡キリスト教会2022年12月25日(日)の礼拝メッセージをお伝えいたします。國光勝美牧師、ひろ子牧師は、現在、広島県呉市に在住。呉からのズーム配信です。
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説教題 「成し遂げてくださる神」―クリスマス・年末感謝礼拝― 國光勝美牧師
聖書引証 詩篇138篇1~8節 
1 心を尽くして、私はあなたに感謝をささげます。御使いたちの前で、あなたをほめ歌います。
2 私は、あなたの聖なる宮に向かってひれ伏し、恵みとまことのゆえに、御名に感謝します。あなたがご自分のすべての御名のゆえに、あなたのみことばを高く上げられたからです。
3 私が呼んだその日に、あなたは私に答え、私のたましいに力を与えて強くされました。
4 主よ、地のすべての王はあなたに感謝するでしょう。彼らがあなたの口のみことばを聞いたからです。
5 彼らは主の道について歌うでしょう。主の栄光が大きいからです。
6 まことに、主は高くあられますが、低い者を顧みてくださいます。しかし高ぶる者を、遠くから見抜かれます。
7 私が苦しみの中を歩いても、あなたは私を生かしてくださいます。私の敵の怒りに向かって御手を伸ばし、あなたの右の手が私を救ってくださいます。
8 主は私のためにすべてを成し遂げてくださいます。主よ、あなたの恵みはとこしえにあります。あなたの御手のわざをやめないでください。

《メッセージ》
 皆様おはようございます。改めてクリスマス礼拝、そして年末感謝の講壇を守らせていただけますことを感謝しております。
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特にクリスマス礼拝というときに、私たちはこのイザヤの9章の6~7節
6ひとりのみどりごが私たちのために生まれる。ひとりの男の子が私たちに与えられる。主権はその肩にあり、その名は「不思議な助言者、力ある神、永遠の父、平和の君」と呼ばれる。7その主権は増し加わり、その平和は限りなく、ダビデの王座に就いて、その王国を治め、さばきと正義によってこれを堅く立て、これを支える。今よりとこしえまで、万軍の主の熱心がこれを成し遂げる。
 ここに「万軍の主の熱心がこれを成し遂げる」とございます。ひとりの神の御子が受肉してくださるという驚くべき神様のみわざは万軍の主の熱心による。万軍の主の熱心がこれを成し遂げる。ここに非常に大きな意味を感ずるのです。
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 「万軍の主の熱心」ということば、これは原語に遡って解説を読みますと「妬む」という動詞が使われている。「妬む」。ふつう妬むという言葉は、良いことにはあまり使いませんが、しかし、出エジプト記に、「神は妬む神である」と自己紹介し、ご自身を表しておられる。これは良い意味で使われるのならば、これを独占して決して他の者には譲れない。もしそんなことがあったらもうこれを妬む。妬むほどの愛が万軍の主の熱心。これほどに神様はご自分の民をご自分のものとしてほんとうに慈しむ。それを思ったとき、神様はご自分のみからだである教会、また御子イエス様がこの岩の上にわが教会を建てると仰ったあのイエス様のみからだである教会を、神様は妬むほどに極みまで愛してくださっている。そのことに心を向けました時、私は今回このような形で呉に来ましたこと、そして皆様方と物理的には離れましたけれども、しかし、私どもも皆様方も同じ教会。神様がこの教会を妬むほどに愛されたというときに、このような形になることを神様は教会の為にこれをなさったのだ。よくも悪しくも私はずっと開拓から盛岡教会と一つになってご奉仕をさせていただきました。その時に、今回、教会を離れてみて分かったのですけれども、教会の管理、運営、あるいは教会の事務。こういったことどもに、私はどれだけ真実なことができていたのだろうか。これは、牧師が1代、2代、3代、4代と変わっていけば、その節目節目に、きっと管理或いは事務にいたしましてもそれをきちっと、ある意味まとめざるを得ないという形で来たと思うのです。

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 しかしこれが表裏一体になっているとき、これがはっきりしてまいりましたのは、いよいよ牧師が引退をする、引き渡すという時に、神谷先生に入っていただき、あるいは会計の面ではS姉が中心となっていろいろな引継ぎをして下さった。今、教会の事務がクリアに為され、管理がされ、運営がされております。それを見まして、このままの状態であっては確かにいけなかったということを私は客観視させていただいた気がします。
 私どもの働きはもうここまででいいよ、さあ、今度は教会のためにあなたは引き下がって、教会員によって適正に、みんなの思いでこれが為されていく、いよいよクリアに透明にこのことがなされていくということを、神様は教会を妬むほど愛されるがゆえに、今回このことをしてくださった、このように私には思えるのです。そしてこの大きなことをするためには、これは牧師がこのような形でも離れざるをえないというか、牧師が離れるということを神様が最も良いようにして下さる、それが、この2022年のプロセスではなかったのかと思われます。

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 私はこの年、ずっと詩篇の138:8、この最後の

主は私のためにすべてを成し遂げてくださいます。主よ、あなたの恵みはとこしえにあります。あなたの御手のわざをやめないでください。
文語訳ですと
エホバはわれに係れることを全うしたまはん。
エホバよなんぢの憐憫はとこしへにたゆることなし。
願はくはなんぢの御手のもろもろの事跡(みわざ)をすてたまふなかれ。

 このおことばが今回、呉へと主が導いてくださったベースにあったように思うのです。
どうでしょうか。主は私のためにすべてを成し遂げてくださいます。とらえようによってはずいぶん虫がいいという見方もできるかもしれません。
主はわたしのためにすべてを成し遂げてくださいます。あなたの恵みはとこしえにあります。だからあなたの御手のわざをやめないでください。
 今回のこのことを合わせて考えますと、
エホバはわれに係れることを全うしたまはん。
 ここにもし私の、所謂私心と言ったらいいでしょうか、利己的な或いは肉的なわれに係るということがすこしでも入っていたのならば、このような大胆な祈りはすることができません。しかし、今回のこのことは、私に係れることを全うしてくださるということを100パーセントピュアな心でいられるということは、教会の事務管理のことでも何にしてもいろいろな面で足りなさ、欠けの多いそれらのことは、十分、分かっておりますけれども、ほんとうに何の曇りもなく、神様を愛し神様に仕えてきたという、仕えるというこのきよめの証しが心の中にあるからこそ、またきよめの証しを持っている人だから、私はこの8節のおことばが、アーメンということができるのではないかと、このように思っているのです。

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 呉での憐みのみわざを主はお見せくださいました。ひろ子先生の事情が一番の動機でありましたけれども、呉に移ってきました。まさかこのようなことが、神様の憐みのみわざをあなたのみこころに、もう何回もいいますけれども、拙い歩みのこの者ですけれども、動機に何の穢れもなく、あなたに従っていきたいという思いでいくのならば、わたしに係るすべてを成し遂げてくださる。そして神様の恵みはとこしえにある。ですから私に係ることは、実はあなたの御手のわざに他ならない。とするのならば、呉で憐み深い神様は、いわんや盛岡に於いて憐みのみわざをなさらないはずは決してございません。あなたの御手のわざをやめないでください。願わくはなんぢの御手のもろもろの事跡を捨てたもうことなかれ。
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万軍の主の熱心がこれを成し遂げる。妬むほどに教会を愛する神様ご自身、盛岡教会に係るお一人おひとり、また呉にやってまいりましたこの者の一つひとつ、これはあなたの御手のわざではないでしょうか。あなたの御手のもろもろのみわざではないでしょうか。万軍の主の妬むほどまでの、もう教会を愛して、きよめの恵みに歩ませていただいている乏しい者であるとしても、あなたを愛しているよ、お一人おひとりに、万軍の主が一人の御子をも与えてくださるほどにこのクリスマスの恵み、御子をお降しくださったこの神様の妬むほどまでの愛がお一人おひとりに豊かでありますように、このことを私の今年の年末の感謝、そして、クリスマス礼拝のみことばのご用とさせていただきます。

 

⏰5時48分更新

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