221223クラシック倶楽部を聴く ラトビア放送合唱団 演奏会
リッカルド・ムーティをはじめ世界的指揮者からも全幅の信頼を得ているラトビア放送合唱団の演奏会から、ブルックナーの宗教作品や、ラトビアの作曲家の作品をお届けします
【演奏】ラトビア放送合唱団(合唱)、シグヴァルズ・クラーヴァ(指揮、1992年から就任)、【収録】2022年10月16日、武蔵野市民文化会館大ホール(東京都)
ラトビア放送合唱団は1940年にラトビアの指揮者テオドルス・カルニンシュが創設した室内合唱団。古典から現代作品までレパートリーは幅広い。リッカルド・ムーティ―やハインツ・ホリガ―ほか世界的な指揮者とも数多く共演。
シグヴァルズ・クラーヴァのコメント
Qラトビア放送合唱団について
この合唱団はソリストの集団で結成されているのではなく、団員のほとんどは合唱団の指揮者と教師たちです。私たちは歌うことは勿論ですが、それよりもまずたくさんの音楽を聴いて来ました。それぞれが蓄積してきた音楽性が合唱団の一人ひとりに備わっています。ときには歌い手たち自身が、音楽をいかに作り上げるか指揮者を導きます。指揮者はよりよい方向を示すにすぎません。それぞれの歌い手の才能と探求心こそがこの合唱団が評価されている理由そのものです。
【曲目】
☆天においては神に栄えあれ(ウィールクス)
20023年に没後400年を迎えるイギリスの作曲家ウィールクスはマドリガルや教会音楽の優美な声楽作品で名高い。
☆アヴェ・ヴェルム・コルプス(バード作曲)
☆ここはドイツの空ではない(マーラー/ペソン編) 対訳・寺倉正太郎
フランスの作曲家ペソンがマーラーの交響曲第5番の第4楽章を混声合唱に編曲した作品。
☆正しき者の唇は知恵を語る(ブルックナー) 対訳 多田茂史
交響曲の作曲家として知られるブルックナーは敬虔なカトリック信徒であり、合唱の分野においてこのモテット集数を含む数多くの宗教作品を残した。
☆この場所は神が作りたまう(ブルックナー)
☆アヴェ・マリア(ブルックナー)
☆エサイの枝は芽を出し(ブルックナー)
☆シジュウカラの伝言(ヴァスクス) 対訳 黒沢歩
1981年に発表されたこの曲は、自然にあふれる母国ラトビアを讃えている。
☆アンコール
ウクライナの祈り(シルヴェストロフ) 対訳 黒沢歩
🎧何といっても最も心に沁みた「ウクライナの祈り」。こもる悲しみと祈り。この戦争の実態からすこし視線を、意識を逸らさなければ、理性を呼び起こし冷静であることに努めなければ、滂沱の涙に押し流され、とても歌うことなどできないのではないかと。ウクライナの惨状が累々と眼前に迫った。そしてロシア、抗うことのできない鉄のような力に拘束され戦場に駆り出されていく兵士たちの恐怖、無念さ、諦念、祖国愛の先に待つ熾烈な戦いの虚しさ。この一曲に前の数曲が一瞬かき消えた感じも。
それにしてもこの合唱団の確かな響き、スウェーデン放送合唱団もそうだったけれども、小さく小さく消えてゆきそうになる微かな声も、確かに合唱の力が機能し、もう消えたかと耳を澄ませると、声が消えゆきそうな瞬間とほんとうに消えてしまった瞬間の狭間さえも音楽性が明瞭であることに驚く。
「ここはドイツの空ではない」ならば、どこの空か、これがどうもベネチア。マーラー、ペソンもベネチアの圧倒的な建造物、芸術品に心揺さぶられた多くの芸術家たちの一人。
ウクライナの祈り
主よウクライナを守りたまえ
強さと信念と希望を我らに授けたまえ
我らが父よ
強さと信念と希望を我らに授けたまえ
主よウクライナを守りたまえ
🎧名曲アルバム。「思い出のサンフランシスコ」コリー作曲、栗山和樹・編曲
トロンボーン中川英二郎、梅田俊明&東京フィル
街の発展の源は金。1848年からゴールドラッシュ。街の近郊には今も多くの金鉱の跡が残る。金への夢に始まったこの街は海を挟んで広がる東洋とアメリカ文化が出会う街であったという。
⛳11時58分更新 今朝から雪が間断なく降り続いている。
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