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221229クラシック倶楽部を聴く  マリオ・ブルネロ チェロ・リサイタルⅡ

チェリスト、マリオ・ブルネロがチェロとチェロ・ピッコロを使ってバッハの無伴奏チェロ組曲と無伴奏バイオリンパルティータを演奏した公演から第2弾をお届けします 【演奏】マリオ・ブルネロ(チェロ、チェロ・ピッコロ)、【収録】2022年10月28日、紀尾井ホール(東京)
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18世紀のイタリアのチェロの名手たちは皆バイオリンの曲をチェロで弾いていました。チェロ・ピッコロは4弦だけでなく5弦のものもあり、高音の弦「E線」を使って演奏することもできました。バイオリン・ソナタとパルティータを演奏するには新たな視点が必要だったのだと思います。チェロ組曲にも新たな視点が見いだされ今ではバイオリンでチェロ組曲を演奏する者もいます。おもしろいものでチェロの場合は弓を楽器に近づけようとすると、自然に低音弦にに近づきます。高音弦に近づけると不自然ですが、低音弦に近づけると自然です。チェロ奏者は低音部から音楽をリードしていくのです。バイオリンで同じことをすると、自然に一番高い弦に行くので、バイオリン奏者は高音部から音楽をリードします。つまり陰と陽のようなもので、双方の視点が大切なのです。
Qチェロ・ピッコロについて
チェロ・ピッコロには特異な歴史があります。この楽器は18世紀には日常的に使われることがなくなってしまいました。しかしチェロ・ピッコロもそろそろ眠りから覚めて、普通に演奏され始めてもいい時期だと思うのです。当時は本当に人気の楽器だったのですから。バッハは多くのカンタータにもチェロ・ピッコロを登場させています。それからこの楽器は現代音楽にも適しています。この楽器の音は新しい音。新しい作曲家は新しい音を欲していますから。チェロ・ピッコロが未来の楽器であることは確かです。

【曲目】
☆無伴奏チェロ組曲 第6番 BWV1012(バッハ)
バッハの無伴奏チェロ組曲 第6番は高音の「E線」を加えた5弦の楽器のために作曲されたと考えられている。今日では通常の4弦で演奏されることが多く、今回の演奏会でも4弦のチェロが使用された。
☆無伴奏バイオリン・パルティータ 第2番 BWV1004(バッハ)
今回バッハの無伴奏バイオリン・パルティータの演奏に使われたチェロ・ピッコロは1600年代初頭にジロラモ・アマティが製作したチェロ・ピッコロをモデルに2017年に製作された。
4つの舞曲を経て終曲に長大なシャコンヌを持つ無伴奏バイオリン・パルティータ 第2番。257小節に及ぶシャコンヌでは高度な技巧を駆使した変奏が30以上繰り広げられる。

🎵無意識のうちに感動的だった
チョン・キョンファ復活シャコンヌを思い出しながら聴いていた。チェロのシャコンヌ、あの深く宇宙的な空間の広がりに量感、質感が増した感じがし素晴らしかった。
弾かれているチェロ、椅子に立てかけられお休みのチェロ、しかし、弾かれているチェロに共鳴し、ならずにはいられないチェロが弾く者がいなくとも、鳴り始めたような気がした。どちらも生きている。


🎧名曲アルバム。「アオテアロア序曲」リルバーン作曲

「アオテアロア序曲」(管弦楽)東京フィルハーモニー交響楽団,(指揮)円光寺雅彦 ~ニュージーランド・ウェリントン、ワンガヌイ~
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ニュージーランド。最高峰はマウントクックで3754メートル。「アオテアロア」は先住民族マリオの言葉で「白い雲のたなびく島」の意味。マリオの人々がこの島につけた名前である。ニュージーランド音楽の父と呼ばれるリルバーンはここで生まれ育った。「アオテアロア序曲」はイギリス留学時代に作曲された。そこには祖国ニュージーランドのきらめく海原が描かれているという。故郷への思いがこめられた若き日の作品である。リルバーンは後半生は首都ウェリントンで暮らす。彼の遺志により家は今も若い音楽家の活動の場となっている。

 

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クラシック倶楽部、名曲アルバムに続く映像が今すばらしい。すでに見た方も。きのうは砂漠に生きるいきものたち。きょうも驚きの連続だったけれど、中でも、え、ホント? と思ったのが写真のファイヤーリリー。火事から4日目には地中から芽吹き花を咲かせる。何でも15年間、球根として地下に眠っていたとか。花が咲いて、周りの植物が火事後3か月して出てくるころには姿を消す。そして次の火事があるまで地中に眠っているのだとか。ほんとうかなあ、本当なんでしょう。乾ききった砂漠に生き延びる植物の生命力は驚異的だったけれども、今回もびっくり、どっきりでした。

8時39分更新

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