221107 クラシック倶楽部を聴く 二期会サマーコンサート I
221107 クラシック倶楽部を聴く 二期会サマーコンサート
渋谷区文化総合センター大和田 さくらホール 2019・8・23収録
ピアノ・大藤玲子、訳・多田茂史
曲目
☆歌劇「マルタ」から「もっと近くへおいではにかみやのお嬢さん」(フロトー)
☆歌劇「リゴレット」から「慕わしい人の名は」(ヴェルディ)
☆歌劇「リゴレット」から「ほおの涙が」(ヴェルディ)
☆歌劇「ウィンザーの陽気な女房たち」から「あなたのお嬢さんをください」(ニコライ)
☆歌劇「ミニヨン」から「こよい私は妖精の女王」(トマ)
☆歌劇「スペードの女王」から「あなたを愛しています」(チャイコフスキー)
☆劇的物語「ファウストのごう罰」からロマンス「燃える恋の思いに」(ベルリオーズ)
☆歌劇「アドリアーナ・ルクヴルール」から「さあ 答えがないわ 開けてください」(チレーア)

🎵二期会サマーコンサート、予告を見てワクワク。二期会のファンといっても、会員、準会員を合わせて2,700人を超える声楽家団体。ワクワクはサマーコンサートで聴いたオペラ・アリアの数々。今日は聴いたという実感、滋養が体中にしっかりと送り届けられたという実感を残してくれる。多くは愛の歌。加えて「もっと近くへおいではにかみやのお嬢さん」は糸紡ぎの二人の女性と、すぐにでも働かせようと躍起になる雇用主側の男性二人の軽妙な四重奏での掛け合いがおもしろい。「あなたのお嬢さんをください」、娘の父親に結婚を申し込む場面だが、青年は理想のみを語り説得しようとし、父親の方は現実的なことをのみ述べて突っぱねる。この対極的な二人が二重唱をするというおもしろさ。「さあ 答えがないわ 開けてください」、これは奥に蓄積された人生観、音楽技法、歌唱力、思いを秘めた演技力などのトータルな魅力に惹きつけられた。
🎧名曲アルバム
無伴奏チェロ組曲 第1番プレリュード「サラバンド」(バッハ)チェロ・横坂源
バッハはドイツの田舎町ケーテンで32歳からおよそ5年半を過ごした。当時は人口3000人ほど。この町でバッハは宮廷楽長として活躍。ケーテン城は町の歴史を伝える。君主レオポルド侯がバッハを迎えた。レオポルド侯は音楽を愛し芸術の盛んな領地にしたいと願っていた。君主の厚い信頼を得たバッハは、代表曲となる多くの器楽曲を次つぎと作曲。〝鏡の間〟で「無伴奏チェロ組曲」もレオポルド侯を前に披露された。しかし突然、「妻の死」という悲劇が。バッハが通っていたアグヌス教会には彼が使ったといわれる聖杯が残っている。悲しみを乗り越えたバッハは、新たな妻を迎え子どもたちと幸せな日々を送った。「無伴奏チェロ組曲」は独奏楽器としてのチェロの可能性を広げた画期的な作品。君主が早世したとき、バッハは葬儀に駆け付け、自作の葬送音楽曲をささげて追悼した。この「無伴奏チェロ組曲」はバッハがケーテンで過ごした充実の日々から生まれた。
⛳6時ごろにカーテンを大きく開けると、手前にある住宅やビルだけは街並みの代表のように形状を止めていたが、そこからは背後はずっと深い霧に包まれ、見知らぬ幻想的な街にでも迷い込んだような景色が広がっていた。きょうから冬。バルコニーに並ぶバラやアガバンサス、シクラメン、次男たちが母の日に送ってくれたマーガレットが、今も赤い小さな菊のような花を一輪づつ、まるで申し合わせた連携プレーのように咲かせ続けている。そろそろ屋内を親し気にのぞき込んでいるようでもある。
11時7分更新
| 固定リンク
「音楽」カテゴリの記事
- 3・11 (2026.03.11)
- 室内合唱団「日唱」の第40回定期演奏会があります。指揮は中館伸一氏。題して「受け継がれる魂~祖父・中館耕蔵の足跡をたどって~」(2025.04.15)
- 音楽雑感 これそれ あれこれ(2025.03.25)
- クラシック倶楽部あれこれ(2025.03.01)
- 新ダヴィット同盟(2025.02.12)


コメント