221130 クラシック倶楽部を聴く アンサンブル・ミクスト木管五重奏団演奏会〜弘前市公開収録
2011年大阪国際室内楽コンクール第3位 実力派メンバーの熱演!梶川真歩(フルート)本多啓佑(オーボエ)尾上昌弘(クラリネット)嵯峨郁恵(ホルン)中田小弥香(ファゴット)【演奏】アンサンブル・ミクスト木管五重奏団
2003年に当時東京芸術大学の学生だった5人によって結成。
【収録】2022年9月29日 弘前市民会館(青森県)
弘前の夏の風物詩はねぷた祭り。2022年は弘前ねぷたが登場してから300年。1617年完成の弘前城。現在の人口は16万。リンゴの生産量日本一。
コメント
嵯峨(ホルン):アンサンブル・ミクストという名前をつけたときに、同族楽器というアンサンブルではなく、5つの楽器がそれぞれ個性的な楽器が集まっていることから、混ぜ合わせてミックスしていこうという意味でつけていきました。もちろん5人とも楽器が違うだけじゃなくて個性もばらばらですし、性格もバラバラなんですけども、個を生かしつつ、時にこういろいろ言いあいながらも仲良くやっていこうとの意味もこめられて、そろそろ19年目に入るところでございますが、長く続けられています。
梶川(フルート):演奏させていただける喜びというのをほんとうにひしひしと感じた数年間だったんですが、お客さんが入った状態で緊張感のある中、双方のコミュニケーションがある中で演奏するというほんとうの演奏会の形ということで、今日は5人でいい演奏をできるように頑張りたいと思います。
中田(ファゴット):木管五重奏という編成はレパートリーが少ないと言われてるんですけれども、その中でも古典から現代までいろいろな作品を楽しむことが出来ると思いますし、今回ライヒャを演奏しますけれども、ライヒャの時代からもうこの木管五重奏の編成があって同族楽器にはない音色感の多様さというか、カラフルさというのがすごく魅力的だなと思います。
本田(オーボエ):今まで19年やってきたチームワークを聴いていただきたいと思いますし、発音体もまったく違いますけれども、その5つの楽器がどうやって音を溶け合わせているかを是非聴いていただきたいと思います。
【曲目】
☆ノヴェレッテ ハ長調(プーランク)
☆「ああ、お母さん聞いて」による12の変奏曲(きらきら星変奏曲)K.265(モーツァルト)
当時フランスで流行していた旋律をもとにモーツァルトが作曲した変奏曲。後に「きらきら星」としてひろまる。
☆小組曲(ドビュッシー)
18世紀ロココ時代の貴族の優雅な宴を描いた「艶なる宴」と深い関係を持つ作品。第1曲と第2曲はヴェルレーヌの詩集「艶なる宴」に収められた詩と同じ題名を持つ。
☆「日曜美術館」テーマ曲~ルペラージュ(阿部海太郎)
☆木管五重奏曲 二長調 作品91第3(ライヒャ)
🎧名曲アルバム。シューマン「ピアノ協奏曲」
ピアノ清水和音、N響&外山雄三。映像ドイツ、ライプチヒ。
この曲はシューマンの代表作の一つ。結婚の翌年に妻クララのために書き始めた。クララは19世紀最高のピアニストの一人。8 人の子を育てながらヨーロッパ中を演奏して回った。この曲が完成したときクララは8か月の身重だったが、この激しい曲を見事に弾ききったという。10年後シューマンは子どもたちとクララを残し他界。その後クララは常に黒い衣装で舞台に上がり、亡き夫の贈り物であるこの曲を終生たいせつに弾き続けたという。
⛳きょうはずいぶんと遅くなってしまった。またあしたすこし書き足したいけれども、できるかどうか。22時38分更新
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