221027 クラシック倶楽部を聴く ホルヘ・カバジェロ ギター・リサイタル を聴いたか聴かなかったか
アッと目を覚ますと、ここでまた「覚ます」じゃない「醒ます」なのではないかと、心の中から声がするのだが、こんな声は毎回書くたびに書くたびに聞いている。そして、ここでめげるな! ここで折れるな! という声も聞こえてくるのだ。そうか、私は先生じゃない。先生じゃないというのは楽なものだ。よし質問事項に答えられないとしても、はい、次回までには勉強しておきますと応えられればいい。音楽愛好家は評論家ではない。愛好家というのはこの音楽が好きだ嫌いだというだけで十分成り立つ存在であって、これほど気楽なものはないと、そうそう「アッと目を覚ますと」、その次、その次を書こうとしていたのだとあまり質のよくない脱線から自分を引き戻す。引き戻したところで次がすごいかというと、これが先すぼまりでいささか身が縮む。
5時起きのはずがアッと目を覚ますと、もう5時50分。「もうダメだ、終わりだ」。オンデマンドもあるはあるだろうがたぶん見ない。けれども閃いた、残るはあと5分。5分を聴いただけでカバジェロのギターがどんなものか分かることだってあるだろう。彼がこの曲を選択した理由、5分で醸す彼の音楽の性格、本質が分かることだってあるだろう。そう自分を奮い立たせながらも、やはり心のどこかが、そう簡単に分かってたまるかいと自分を見下ろしている。
しかしそれも吹っ切ってTV点火。着火。
カバジェロの最後の5分を聴いた結論は、知的な感性に支配された技巧が煮え立つとでも。
☆
いつもとは逆に番組紹介は後回しになった。
写真はたった5分かそこいらのうちに撮った写真。まだステージにいてくれと言うにいわれぬ虚しさに、すたすたとステージから去っていくうしろ姿。
221027 クラシック倶楽部を聴く ホルヘ・カバジェロ ギター・リサイタル
ペルー出身の世界的ギタリスト、ホルヘ・カバジェロが、ギター曲の中でも難曲とされる、ムソルグスキー作曲/山下和仁編曲の「展覧会の絵」を演奏した公演からお届けします 【曲目】半音階的幻想曲とフーガ(バッハ/カバジェロ編)、組曲「展覧会の絵」(ムソルグスキー/山下和仁 編)、光のない練習曲(セゴビア)【演奏】ホルヘ・カバジェロ(ギター)【収録】2022年8月18日 武蔵野市民文化会館 小ホール
🎧名曲アルバム。滝廉太郎作曲・土井晩翠作詞・ニウ ナオミ編曲
加來徹歌・大井剛史&東京フィル
会津の悲哀に寄せる思い。
私はひと頃は、官軍に逆らって失墜する人々を、なぜ時局をよく見極めて滅亡を避ける道を選ばなかったのかと歯がゆかった。しかしなぜか今は会津や、それこそローマを相手に立ち上がったスパルタカス、これが残党は延々とアッピア街道に吊るされる羽目になったのだけれども。ヒトラー暗殺を企て結果失敗して殺された「もう一人のドイツ人」のような存在が好きになった。もしかすれば全存在を失うことになるかもしれないと分かっていて突き進んでいき、しまいには惨憺たる有様となる。しかしこういう存在あってこそ歴史がおもしろい。こういう存在がなかったら寂しすぎる。そう思うようになった。
⛳きょうも秋晴れ。森閑とした林にさし、こもる光が懐かしく思われる。11時57分更新
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