220906クラシッククラブを聴く 米元響子 バイオリン・リサイタル
1997年パガニーニ国際コンで史上最年少13歳で入賞後、2001年日本音楽コン第1位、モスクワ・パガニーニ国際コンで優勝。現在、オランダで後進の指導にもあたる。【収録】2021年2月3日 ハクジュホール
大須賀恵理:国内外で著名な演奏家と共演。教育者としても活躍。米元響子も幼いころから指導を受ける。
コメント
Q大須賀恵理について
米元響子:とっても明るくて優しい先生です。私はワルツの曲を一緒に演奏したんですけれども、そのときにワルツのスィングがとても特徴があって、私はそれでとても弾きやすかった覚えがあります。
Q再びの共演について
米元響子:やはり昔は何というんでしょうか、きょう演奏するようなソナタだったりというのは、まだ知らない時だったので、今回、ソナタを一緒に作り上げていく音楽をプログラムを組み立てる時点から一緒にお話合いできるのが嬉しい、時が経ったなあと実感しました。
曲目
☆バイオリン・ソナタK.296(モーツァルト)
1778年母親と訪れたマンハイムで書き上げる。宿を提供した家の娘でピアノの生徒のテレーゼ・ピエロンに献呈されている。
この曲は出発前の3月11日に、世話になったマンハイム宮廷顧問官ゼラリウスの養女ピエロン嬢のために書かれた。
転載:美しいマンハイムの少女のための曲は、挿入された緩徐楽章アンダンテ・ソステヌートのなかに、ヨーハン・クリスティアーンへの最も強い回想を含んでいる。 それは器楽のアリエッタで、その主題と伴奏の仕方はほとんどそっくりロンドンの楽匠のアリア(『甘いそよ風』Dolci aurette)から取られている。
☆ バイオリン・ソナタ(ドビュッシー)
バイオリンの名手ガストン・ブーレの助言を得て書き上げた晩年の傑作。この曲の初演が、ドビュッシーが公の前に姿を現した最後の機会となった。
☆ワルツ形式の練習曲による奇想曲 作品52 第6(サン・サーンス/イザイ)
高度な技巧を要する華麗なワルツはバイオリン曲としても人気を集めている。
☆アンコール 子どもの夢(イザイ)
☆アンコール 愛の悲しみ(クライスラー)
🎧名曲アルバム。ビゼー カルメン組曲第2番「ロマの踊り」
カルメン組曲第2番はセビリアが舞台。主人公カルメンは何ものに縛られず自由に生きる。奔放な恋を繰り返し命を落とす。
ロマを単なるジプシーと呼ばれる人々と単純に括ってきたけれども、これもちょっとググってみると世界各地でさまざまな呼び方をされてきたようだ。
- 現代ギリシア語: Τσιγγάνοι(ツィンガニ)
- ブルガリア語: Цигани(cigani; ツィガニ)
- ルーマニア語: Țigani(ツィガニ)
- ロシア語: Цыган(cygan; ツィガーン)
- ハンガリー語: Cigány(ツィガーニ)
- チェコ語: Cikáni(ツィカーニ)
- ドイツ語: Zigeuner(ツィゴイナー、ツィゴイネル)
- イタリア語: Zingaro, Gitano(ズィンガロ、ジターノ)
- スペイン語: Gitano(ヒターノ)
- ポルトガル語: Cigano, Zíngaro(スィガーノ、ズィンガロ)
- フランス語: Gitan, Tzigane, Bohémien(ジタン、ツィガーヌ、ボエミアン)
- 英語: Gypsy(ジプシー)
- スウェーデン語: Zigenare(シイェーナレ)
- トルコ語: Çingene(チンゲネ)
- ヘブライ語: צוענים (Tzo'anim)
- アラビア語: غجر، صلب، نور (Ghajal, Salab, Nawar)
- ペルシア語: کولی (Kowli)
- アルメニア語: Բոշա(ボシャ)
- ヒンディー語など: Lambani, Rabari, Banjara
- ウクライナ語: Циганка(Cyhanka、ツィハンカ)
このロマの踊りの情念が時として捨て鉢とも見え、それゆえそこに生きる事への強烈な執着も感じられることがあり、すこし辿ってみた。
⛳10時半更新
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