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220810  クラシック倶楽部を聴く  牛牛(ニュウニュウ) ピアノ・リサイタル

本名、張勝量(Zhang Shengliang)。1997年中国福建省厦門(アモイ)の音楽一家に生まれる。3歳で才能の片鱗を見せ始め、音楽教師の父より手ほどきを受ける。2003年8月、6歳になった直後にデビューコンサートを行い、モーツァルトのピアノ・ソナタやショパンのエチュードを演奏。8歳で上海音楽院に史上最年少で入学。その後ニューイングランド音楽院等を経て、2018年ジュリアード音楽院(米国)卒業。

2007年最年少で国際クラシックレーベルのEMIクラシックス(現ワーナークラシックス)と専属契約を結ぶ。

▽アニメ「ピアノの森」でパン・ウェイの演奏を担当。収録:2019年6月19日 すみだトリフォニーホール小ホール
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コメント
牛牛(ニュウニュウ)というニックネームは生まれたときに両親がつけました。中国の暦でうし年に生まれたからです。ジュリアード音楽院には音楽のほか、舞踊と演劇部門もあります。舞踊部門・バレエの学生と友達になりました。どのように身体の動きを考案するのか彼らの話を聞き、演奏するときの手の動きをダンスとして考えるようになりました。コンサートでの演奏では視覚的な要素も大きいと私は考えています。演奏の視覚的な側面により集中するようになりました。演劇から学んだことは、自分が弾く曲のもっともドラマティックで激しい瞬間にあっても、心をクリアに保つべきだと気づきました。演劇では役になりきっているときにも常に自分自身を保つことが必要ですから。

 曲目

☆「即興曲 第2番 嬰ヘ長調 作品36」ショパン:作曲
☆「即興曲 第3番 変ト長調 作品51」ショパン:作曲
☆「ピアノ・ソナタ 第2番 変ロ短調 作品35」ショパン:作曲
☆「スケルツォ 第3番 嬰ハ短調 作品39」ショパン:作
☆「ウィーンの夜会 第6番(シューベルトによるヴァルス・カプリス)」リスト:作曲

🎵予告に牛牛とみただけで、ああ、あの身のこなし優雅な、と思いだす。舞踊の影響を受けたしなやかな彼の動き。ダンサーがピアノに舞い降りてきて弾いている、そんな感じも。ピアノソナタ第2番のなかの葬送行進曲中の、聖母の涙が流れるような澄明な心持で思い出をたどるようなピュアな響きがのこる。追憶に苛まれるかの第4楽章。スケルツォ、聴くたびに、作曲家が、繊細で細やかな音を最速でなぜにこのように美しい連なりをもってどこぞから汲みあげられるものかが不思議でならない。

 

🎧名曲アルバム。グリーグ「ソルヴェイグの歌」。ソプラノ天羽明惠
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ノルウェーの作家イプセンの代表作「ペール・ギュント」の中で歌われる。村人に慕われる村の英雄ペール殿下が未知の冒険にでかけるが、恋人ソルヴェイグが待ち続けて歌う。天羽明惠の歌声が心を打つ。毎年8月にゴーロー湖畔で上演される「ペール・ギュント」にはオーディションを通過した村の人々が出演する。

⛳雨・雨・

 天の水道には調節蛇口や元栓はないのか。

7時更新

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