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220824 クラシック倶楽部を聴く 東京混声合唱団演奏会

1956年の設立以来、日本の合唱界をけん引してきた円熟のアンサンブルをご紹介します。【出演】東京混声合唱団(合唱)、山田和樹(指揮)、福間洸太朗(ピアノM3のみ)【曲目】1.コンダリラ(スティーブン・リーク作曲)、2.カンタータ「人間の顔」(プーランク作曲)、3.混声合唱とピアノのための「鉄道組曲」(信長貴富作曲) 【収録】2020年2月8日 東京文化会館 小ホールで収録ー難組解説よりー

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山田和樹のコメント
東混ができた当時は合唱曲というものがそもそも日本に少なかった。それを委嘱して作っていこうという団体でもあって、必然的にそれが委嘱初演というものが活動の主軸にあって、今の時代ですからハーモニーがちゃんとしている曲から無調のような現代音楽まで幅広いものに対応できないとプロフェッショナルとしてやっていけないものですから、そこらへんはここに技量の高い人が集まっているという面もあります。一つ今回、自然と人というんですか「コンラリダという曲も、アボリジニに伝わる曲でして、そこに先ず大自然があって、そこに人が生まれて、そして音楽が生まれて行ったというこの三つの自然と人と音楽を結びつけるようなプログラミングになればいいなあというのがありまして、そこに信長さんが加わってレールがそこに敷かれるというスト-リー的にはうまくまとまったんではないかなと思っております。
 信長さんというのは、非常にアイデアマンなんんですね。6曲あるんですけれども、まったくバラエティーに富んでいるというか、まったく違うスタイルの曲が6曲ならんだんですね。最初は電車が走る走行音であるとか、タカタカというそういう音だけでできてる曲なんですけれども、それが2曲目になると宮澤賢治さんの世界観の出る曲になって、3曲目は短い間奏曲なんですけれども、アカペラ、伴奏を入れない。そして、それが4曲目につながって、これは非常に叙情的な上野ステーションという曲で、で、それが5曲目になりますと、それが合唱なんですけども、オペラみたいな要素が入って来て、ソロが出て来て歌う。それが最後どうなるのかなと思いきや一気に落語の世界に行ってしまうという、これがまたすごい強烈なインパクトなんです。アイデアのすごさを感じました。

曲目

☆「コンダリラ」
スティーブン・リーク/アン・フェアバーン:作詞、井形ちづる:訳
スティーブン・リーク:作曲
☆「カンタータ「人間の顔」」ポール・エリュアール:作詞、プーランク:作曲
☆「混声合唱とピアノのための「鉄道組曲」」
三宮麻由子、宮沢賢治、石川啄木、室生犀星、吉野弘、四代目・柳亭痴楽:作詞
信長貴富:作曲[-2019年度 新作委嘱初演-]

🎵「鉄道組曲」の演出が、けっこう歌い手の自由に任されているという感じで、それぞれの方がその中で楽しんでいるところを楽しんだ。

 

🎧名曲アルバム。ショパン「マズルカ へ短調作品68第4」
(ピアノ)廻由美子
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ワルシャワの西50キロにあるジェラゾヴァ・ヴォラにショパンの生家、スカルベルク家がある。ショパンの父はここで家庭教師、母はスカルベルク家の遠縁にあたる。屋敷は当時のようすが再現されている。

⛳8時5分更新

 

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