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クラシック俱楽部を聴く 二期会サマーコンサートⅢ

今をときめく豪華な顔ぶれが2日にわたって出演した二期会のサマーコンサート。40人を超える歌手とピアニストが名曲の数々を披露しました。両日から抜粋でご紹介します。【曲目】歌劇「サムソンとデリラ」から(サン・サーンス)他【演奏】又吉秀樹(テノール)狩野賢一(バス・バリトン)山下牧子(メゾ・ソプラノ)塩田美奈子(ソプラノ)山岸茂人(ピアノ)他【収録】2019年8月23日、24日渋谷区大和田さくらホールー番組紹介よりー
会員・準会員2700人から成る二期会の20198月サマーコンサート3 
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上田純子。グノー 『ファウスト』より 宝石の歌
服飾品、宝石を身に着けて悦に入る女心を歌う。

金見美佳。マスネ 『タイース』より 私を美しいと言って(鏡のアリア)

空っぽの自分。満たせるものはどこに。「タイスおまえは老いる」「ある日タイスがタイスでなくなる日が来る」

又吉秀樹(テノール)。チレア 歌劇『アルルの女』第2幕より “ありふれた話”

眠りは忘却。しかし深く傷つけられた心は何にも癒されない苦しみ。

佐藤優子(ソプラノ)、狩野賢一(バスバリトン)
  ベッリーニ 歌劇『清教徒』第1幕より “おお、最愛の叔父様

人の皮を着た獣、とか人の皮を着た悪党などは聞いたことがあるが、ここで歌われるのは「人の皮を着た無垢の化身」への叔父からの結婚の勧め。
山下牧子(メゾソプラノ)
  サン=サーンス 歌劇『サムソンとデリラ』第2幕より “あなたの声に心は開く”

サムソンの力の秘密を聞き出そうとするのはやはりこんなメゾソプラノが。

塩田美奈子(ソプラノ)
パブロ・ルーナ サルスエラ『ユダヤの子』より “私はスペインから来た

「ロマ」はスペインの血の細部に宿り。
与田朝子(メゾソプラノ)。マスネ 歌劇『ウェルテル』第3幕より 「手紙の歌」

ウェルテルの傷心。「ぼくは一人常に一人」
今井俊介俊輔(バリトン)。ジョルダーノ 歌劇「アンドレア・シェニエ」第3幕より「祖国の敵」

詩人は破壊者? 「今俺は下僕、殺しながら泣く日々」。

待ちました。オールスター20人かでの椿姫「乾杯の歌」。愉快そうに歌うも聴くも皆愉快。

🎵 歌劇から一場面を取り出してのアリア、一連の流れの中になくとも情感こめて歌うすごさ。こうしてみると、オペラの内容は何も構えて聴くものではない。世間によくありがちな人間関係の機微、人情を歌っている。壁があるとすれば、やはり言語。ドイツ、フランス、英語圏に生まれずに損をしたような気分にもちょっと。自動翻訳機があっても……。それはあるとしても、すばらしい声質、声量。二期会、神が人間に与えた名器2700も。これが全く同じ声がなかったとしたら、この楽器の製作者の凄腕がわかろうというもの。

ピアノ伴奏は大藤玲子、山岸茂人。

🎧名曲アルバム。R.シュトラウス「ツァラトゥストラはこう語った」。尾高&N響
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⛳うまくいかなかった写真もあった残念さをひきずりながら6時55分更新

 

 

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