クラシック俱楽部を聴く ヴィジョン弦楽四重奏団
ベルリンを拠点とした若きカルテットが登場!前半はハイドン、後半はポップス、ロック、ジャズナンバーを披露する。 演奏:ヴィジョン弦楽四重奏団 曲目:弦楽四重奏曲ト長調作品77第1(ハイドン)レイチェルズ・ドリーム、ストールン・モーメンツ、ビッグ・ハイ・ワイヤー・ホップ、ザ・シューメーカー、サンバ、ヘイルストーンズ ~2019年10月21日武蔵野市民文化会館小ホールで収録~
ヴィジョン弦楽四重奏団
2012年ベルリンを拠点に結成。2016年ジュネーブ国際音楽コンクール第一位。さらに腹症もすべて受賞。演奏スタイルは、毎回プログラムのすべてを暗記し、チェロを除く全員が立奏。



ヤーコブ・エンケ (1ヴァイオリン)
ダニエル・シュトル (2ヴァイオリン)
ザンダー・シュトゥアート (ヴィオラ)
レオナルド・ディッセルホルスト(チェロ)
コメント
ザンダー:立奏について、ポップスやロックは立って演奏するのがあたりまえです。座って弾くバンドはありませんからね。自由に動けるし立ち位置も変えられる。暗譜なら視線も交わせてとても刺激的です。クラシックでも同じ開放感が生まれます。
ダニエル:初めての曲は大変だけど、どうせ暗譜するまで弾くから、楽譜はあってもなくても同じです。オペラ歌手なんか何時間も暗譜で歌うし、楽譜を見て演奏するジャンルの方がめずらしい。暗譜の方が楽しいよ。
レオナルド:座っているのはチェロの僕だけ。だから休憩中は僕だけ立っています。
ヤーコブ:彼もほんとうは立って弾きたいんですよ。
ヤーコブ:今回は多彩な音楽の旅を楽しめるプログラムです。
弦楽四重奏という編成だけは変わらないけどね。
レオナルド:でも後半ではハイドンの時代にはなかった電子機器を使います。
あったら彼もきっと使ってたよ。
レオナルド:チェロの音域を低くするとか音量を大きくすることができます。コントラバスのような響きも出せて音の可能性が広がるのです。ハイドンの時代よりはね。
ダニエル:人はいろいろな音に触れることで音楽の聴き方が変わる。「古典」も新鮮に聞こえるのです。様々なジャンルを聴くことで、よりオープンに音楽に向き合えるはずです。
曲目
☆「弦楽四重奏曲ト長調作品77第1」 ハイドン作曲
1799年70歳を間近に作曲。
☆「レイチェルズ・ドリーム」ベニー・グッドマン作曲
☆「ストールン・モメンツ」 オリヴァー・ネルソン作曲
☆「ビッグ・ハイ・ワイヤー・ホップ」ライダーズ・イン・ザ・スカイ作曲
☆「ザ・シューメーカー」 ヤーコブ・エンケ作曲
☆「サンバ」 ヤーコブ・エンケ作曲
☆「ヘイルストーンズ」ヤーコブ・エンケ作曲
🎵立奏によって動きの自由さ、演奏の自由さを獲得。立奏であってもこもっているような演奏はこれまでにもたびたび聴いた気がする。ロックやオペラも立奏とコメントにあったが、何かそれ以上により広い自由さ、音をもって空間に遊ぶようなそんな自由さも感じられた。演奏に勢いがある。ダニエルが言うように、「古典」が実に新鮮に聞こえる。「ザ・シューメーカー」、靴職人の仕事の音がおもしろい。「サンバ」 、これが弦楽四重奏団が弓を置いての演奏。4つの楽器がピッチカートと意表を突くかにギターのようなかき鳴らし。「ヘイルストーンズ」、4台が小刻みな弦の連続に、これも意表を突いて、馬に一鞭当てるかにぴしりと鋭い弦。駆ける駆ける。ヤーコブ・エンケの作曲、単純な繰り返しの疾駆に突如現れる意表を衝く場面。聴く者の意識にしっかと流れを銘記してしまう。ウェブ上に飛び交う数々の絶賛。
クラシック演奏が耳には鮮烈に届いた。面白いことをやってくれそうな期待感とともに、現代曲も楽しいけれども、それよりはクラシックを新鮮に届けられる楽団という感じが。
🎧名曲アルバム「安里屋ユンタ」沖縄県民謡/上柴はじめ・編曲。(三線)山内昌也,(管弦楽)東京フィル&渡邊一正
沖縄本島から南西へ400キロにある八重山諸島の竹富島はサンゴ礁の隆起でできた島で、道も石垣もサンゴでできている。「安里屋ユンタ」は竹富島の美女クヤマを讃えた長編叙事詩による。ユンタとは共同作業で歌う労働歌で、結歌から転化したもの。恋についての内容が多く歌われる。
「安里屋ユンタ」のクヤマは権力者の強引な求愛を拒み、島に生き島に死んだという。
⛳またまたコロナの跋扈。第7 波かと。疫病、地震など手に負えない災厄に襲われたときに出るのが天誅説。そろそろコロナを抜け出られるかという期待感に空中の酸素までが幾分濃くなったような思いだったけれども。「そう甘くはおまへんで!」、これが関西弁で聞こえた気がしたのはなぜだろう。
6時53分更新
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