クラシック倶楽部などメモ一挙更新
主婦は大忙しで、滞りに滞った音楽更新。「音楽な日々」がいつの間にかよもやまにかき分けられて端っこの端っこに。これでは何か気分もすっきりしないということで、聴いた分をメモ程度にでも書き置こうと一気に更新をしてみる。
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5月12日(木)クラシック倶楽部を聴く
ザルツブルク音楽祭2020 アンドラーシュ・シフII
2020年の「ザルツブルク音楽祭」から、世界的ピアニストのアンドラーシュ・シフがシューベルトとヤナーチェクの作品に取り組んだソロ・コンサートの続編をお送りする。 出演:アンドラーシュ・シフ(ピアノ) 曲目:1905年10月1日(ヤナーチェク作曲)、ピアノ・ソナタ ハ長調 D.840(シューベルト作曲)、4つの即興曲 D.899から第3番 変ト長調(シューベルト作曲)、楽興の時 D.780から第3番 ヘ短調(シューベルト作曲)、「草が茂る小道を通って」から おやすみ(ヤナーチェク作曲) 〈2020年8月25日 ザルツブルク モーツァルト劇場〉ー番組紹介からー
🎵今日は特に4つの即興曲第3番が良かった。耳慣れているということもあるけれども、絶品という感じが。ヤナーチェクの独特な味わいもやっと定着。
5月12日(木)🎧名曲アルバム。「愛の喜び」マルティーニ作曲/フロリアン作詞/挟間美帆・編曲
プレスリーの名曲「好きにならずにいられない」の原曲でもある古典歌曲の名作。18世紀末にフランスで生まれた歴史背景を紹介していく。「愛の喜びは一瞬、そして愛の苦しみは永遠に続く」と歌う。マルティーニはオペラ・コミックを次つぎに作曲し有名になったらしい。
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5月11日(水)クラシック倶楽部を聴く
イゴール・レヴィットのベートーベン
ザルツブルク音楽祭2020 イゴール・レヴィットのベートーベン▽生誕250年にピアノ・ソナタ第31番、第32番を注目のピアニスト レヴィットが熱演 ザルツブルク音楽祭2020 イゴール・レヴィットのベートーベン▽生誕250年を記念して行われた、ベートーベンのピアノ・ソナタ全曲演奏会の最終公演▽【曲目】ピアノ・ソナタ第31番変イ長調作品110(ベートーベン)、ピアノ・ソナタ第32番ハ短調作品111(ベートーベン)【収録】2020年8月21日 ザルツブルク祝祭大劇場大ホールー番組紹介からー
イゴール・レヴィットは1987年、ニジニーノヴゴロド生まれ。8歳のときに家族と共にドイツ移住。2009年ハノーファー音楽演劇メディア大学において、理論・演奏の両方で大学史上最高の成績でピアノの学業を修める。これまでにカール=ハインツ・ケマーリング、マッティ・ラエカッリオ、ベルント・ゲーツェ、ラヨス・ロヴァトカイ、ハンス・ライグラフに師事。2005年、テルアヴィヴのアルトゥール・ルービンシュタイン・コンクールに最年少で参加し、銀メダル及び最優秀室内楽演奏賞、観客賞、最優秀現代音楽演奏賞を獲得した。
居住地のベルリンでは、サドラーズウェルズ・インディペンデント・オペラ管財人団の厚意により与えられた、スタインウェイDグランド・ピアノを使用している。
🎵それにしてもイゴール・レヴィットの確信に満ちた力強い打鍵には狭量な思惑、思索などはみな吹き飛んでしまう。一音一音に次の音はどんなふうに? と次の驚きを期待し待つ心境にさせられるのだ。すったりと凪いだ湖に穏やかに細かに細かに明滅する光、陰影を連想させるところでさえ、一音一音の微妙な音の間合いでも心が次の予感に震える。イゴール・レヴィットの演奏はそびえたつ岩壁。みあげている人がいかにも小さく点となっていくような心境となる。コロナがなければブラボーの嵐は極致に達したはず。
5月11日(水)🎧名曲アルバム。「ホラ・スタカート」 ディニク、ハイフェッツ・作曲/栗山和樹・編曲
【バイオリン】篠崎史紀,【管弦楽】東京フィルハーモニー交響楽団,【指揮】十束尚宏 ~~ルーマニア・シビウ~
ルーマニアの昔通りの牧畜風景が身近に。
ホラという民俗舞踊が基に。
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5月10日(火)クラシック倶楽部を聴く
藤田真央の2回目
スイス・アルプスの山間の街で開催されたヴェルビエ音楽祭2021。特に注目を集めた藤田真央のモーツァルトのピアノ・ソナタ全曲演奏会から抜粋をお送りする。
曲目:ピアノ・ソナタ イ長調「トルコ行進曲付き」K.331、ピアノ・ソナタ ヘ長調 K.280、ピアノ・ソナタ ヘ長調 K.533(以上、モーツァルト)収録:2021年7月23日 スイス ヴェルビエ教会 ー番組紹介よりー
🎵清新さ。爽やかな葛藤や拘泥のない心地よい進捗感。
🎧5月10日(火)名曲アルバム。モーツァルト「フルートとハープのための協奏曲」
吉岡アカリ,(ハープ)田島緑,(指揮)沼尻竜典,(管弦楽)東京フィルハーモニー交響楽団 ~フランス・パリ~
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5月9日(月) クラシック倶楽部を聴く
藤田真央 第1回目
藤田真央のコメント
こんにちは! 藤田真央です。2021年のスイスで行われたヴェルビエ音楽祭、私はモーツァルトのピアノ・ソナタ全18曲をすべて演奏してきました。きょうはその中から第3回の模様をお届けいたします。モーツァルトの場合は特に一音一音に細かいアーティキュレーションが書かれているので、それをどう対処するかというのと、あとは強弱をものすごく書かれてないんですよ。ベートーベンのように細かく細かく書いているわけではなくて、当時のフォルテピアノ用に書かれたんですけれども、今のこのピアノでどのように響きを出せるかなというふうに考えた結果、すこし強弱を付け足してここでちょっとポイントを置いて、間をおいて見たりとかは考えて飽きさせないようにしないといけないので。それではどうぞご覧ください。
🎵極端に言えばベートーベンの楽譜は真っ黒。汚れてる。推敲に推敲を重ねているらしい。ところがモーツァルトの楽譜は真っ白。拘泥することなくよどみなく出てくるということか。モーツァルトの天才性。フォルテピアノ用に書かれた強弱を藤田真央が現代ピアノの性質を考慮し藤田真央の解釈で強弱を加味。個人的には、ここがおもしろい聴きどころとなった。ちょっと引きずってこちらの情感をゆらすかと思う瀬戸際で恬淡と快活に転がすところも何とも心地よい。おもしろい。音が駆けるところなどは、モーツアルトが、どうだ、 いいだろう、いいだろう、と言いながら笑い転げているような気すらしてくる。5月9日(月)
5月9日(月)🎧名曲アルバム「花かげ」
「花かげ」大村主計・作詞/豊田義一・作曲/上柴はじめ・編曲
「十五夜お月さま ひとりぼち」。この歌は詩人・大村主計の代表作で、仲良しだった姉が結婚した日の寂しさを歌っている。ふるさと山梨に咲く桜の情景とともにお届けする。ー番組紹介よりー
主計は童謡を多く手掛けた詩人。「花かげ」は代表作。姉が嫁いでいく寂しさ。
桜の映像が見事。
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5月7日(土)、この日はいつもの時間帯に音楽は無し、ただ新日本紀行で藍染が紹介されていたのが記憶に。
竹内晃子さんの藍染。
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5月6日(金)クラシック倶楽部を聴く
荘村 清志 ギター・リサイタル
武満徹没後20年となる2016年の命日に開催されたギター・リサイタル▽タケミツの愛の歌▽荘村清志のギターとともに小林沙羅が「死んだ男の残したものは」ほかを歌う 【出演】荘村清志(ギター),小林沙羅(ソプラノ)【曲目】「フォリオス」「島へ」「○と△の歌」「小さな空」「エキノクス」「森のなかで」「翼」「死んだ男の残したものは」(武満徹) 【収録】2016年2月20日 東京文化会館小ホールー番組紹介よりー
ソプラノで聴く「死んだ男の残したものは」、格別。
🎧5月6日(金)名曲アルバム。ベートーベン「田園」
大友直人&東京フィル
ハイリゲンシュタットの遺書
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このほかで、この期間に印象深かったのは、辻井伸行&琉球交響楽団による「琉球の風」初演。始めの方は「それでも生きていく」のような温みを感じさせ、そして風が、琉球の風が明るく希望を感じさせてくれた。
せっかくの辻井さんの演奏に、北朝鮮の弾道ミサイルの報が。こういう地球、こういう人間世界がまざまざと。
⛳駆け足、駆け足の音楽拾い足。スタスタスタと駆けてはみたけれど、今になって、ああ、クラシック倶楽部じゃないけれど、指揮者なしの第九、思い切ったSNS演奏もあったけ、その後が宝塚だった。塚ガールのベートーベン、ちょっとカッコよすぎたかな~
⛳14時3分更新
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