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220401 クラシック俱楽部を聴く 服部百音バイオリン・リサイタル〜島根県川本町公開収録

数々のコンクールで優勝を果たした気鋭のバイオリニスト・服部百音と、卓越した技巧で注目のピアニスト・亀井聖矢。若き才能2人による、情熱あふれる演奏をお送りする。 服部百音(バイオリン)…祖父・服部克久、父・隆之(共に作曲家)という音楽一家に育つ。2009年ヴィエニャフスキ国際コンクール(ジュニア部門)を最年少で制し、10歳で演奏活動を開始。
【曲目】
ノクターンとタランテラ 作品28(シマノフスキ作曲)
バイオリン・ソナタ 第1番 へ短調 作品80(プロコフィエフ作曲)
チガーヌ(ラヴェル作曲)

【収録】2021627日 悠邑ふるさと会館(島根県川本町)
                             ―番組紹介からー
川本庁は人口3,000人。音楽の町。

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お二人のコメント
服部:島根は訪れる前から日本のある意味原点の場所というか、神話にもあるようにそういった神聖な空気とか流儀に満ちた場所だと思うんですけども、音楽というのも目に見えないとても大きな存在と人間が結びつきを感じることができる芸術だと思うのでそういう意味でなんか共通点があるというか、こういうところに来て音楽ができるということはすごく嬉しいですし、神様に感謝しながら弾かなきゃと思っています。
亀井:もう自然が美しくて、いま美しいという中にもすごく厳かな感覚があって、その中にこのしえいの中にたたずむ立派な音楽堂のなかで二人で演奏できるということがすごく自分にとっても音楽のインスピレーションにもなりますし、またそこから得たものを音楽を通して還元していけたらなと思っています。

難曲として知られるバイオリン・ソナタ 第1番 へ短調 作品80に挑戦する思いは。
服部:当時の戦争であったりとか、ソ連の大粛清であったりとか、そういった殺伐とした時代背景が色濃く反映された曲ですし、ピアノとバイオリンでけっこう分かれているんですね、役割が。物理的な爆撃音だったりかねの音であったりとか、そういった残酷な現状というものを淡々と映し出すピアノの役目とそこに魂の歌であったり人々の叫びとかそのような感情とか、そういったものを歌うパートであるバイオリンというか、そういう二つの要素が一つになって、一つの戦争映画のようなものなんですが、そういった世界観を作り出せる。ピアノとバイオリンですけど、シンフォニーのような作品で、
プロコフィエフに関してはほんとうに容赦のない音というのを出してくださるので、それがまた内臓をえぐり取られるようなひしひしと感じる、やっぱり近くで弾いてるので、感じて刺さってくるものがあると、それを受けてこちらが出す音というのもさらにこの世界にマッチする音が出せたらいいなと思ってやってるんですけど、
亀井:僕がそれを受けてそういう気持ちになっていくような感じです。
服部:わたしはそれを受けてまた音を出してるわけなんですけどね。
亀井:すこし特殊で難しい面もあるんですけど、ただこの曲のそういうもうこの世の終わりみたいな世界観と音色とそういう雰囲気がすごく心に刺さるような大好きな作品なのでそういった世界観を存分に届けられるように演奏したいなと思います。
服部:15:10どこまで作品の持つ描写的な部分は近づけることができるんだろうというふうにずっと思ってたんですけど、ある意味、音楽的にまとまってしまうとどうしても人の感情の産物で終わってしまうというか、そういった部分も出てくるんですが、そういった部分を一切前提を取り払ってしまったところで音楽を作っていってくださるので、一緒に話しながら、すごく新鮮ですね。新しいプロコフィエフの世界、私も見えています。

服部:最後の「チガーヌ」は、出だしのソロの部分がすごく緊張しますけど、そこが終わるとピアノが入って来てくれるのでほっと一息、安心するんですけど。
亀井:僕はその後に出てくる16小節目のソロの部分がいちばん緊張しますけれどね。だけれどもその音遣いというか、ピアノもバイオリンも同じ旋律を奏でて、それがハモリというか、その融合の仕方がそれぞれにどんどんどんどん変わっていくので、すごく不思議な音色というかが感じられる部分があるし、もう最後はほんとうに二人で盛り上がって盛り上がって派手に終わるので。
服部:丁々発止じゃないですけど、ちょっとアドリブ的な勢いだったりとか、44:39そういったのが本番で生まれてくるものだったりしますけど、楽譜に付しだされたことを真面目にやっているんじゃないという曲なので、そういったのは面白おかしい部分であったりとか、ちょっと滑稽に弾いてみるとか、そういったやりとりが、幅があっておもしろい曲です。ラヴェルのかわいらしくて意地の悪い性格が出ているすばらしい作品なので、楽しんでいただきたいです。

🎵ウクライナのこともあり、集中して。テクニックもさることながら、曲にかける熱量、時として火の球のごと。

🎧名曲アルバム。ガーシュイン「パリのアメリカ人
秋山和慶&東京フィル。「アメリカのクラシック音楽」を築いたといわれるガーシュイン。
写真はガーシュイン行きつけのバー。
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⛳17時53分更新

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