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220203 クラシック倶楽部を聴く 小林愛実のショパン〜24の前奏曲とポロネーズ〜

7歳でオーケストラと共演、9歳で国際デビュー。以降、カーネギーホールに4度出演するなど国際的に活躍している。桐朋女子高等学校音楽科を経て2013年からカーティス音楽院に留学。2015年ショパン国際コンに出場、本選に進む。
【演奏】小林愛実(ピアノ)
【曲目】前奏曲作品28
    ポロネーズ 変イ長調 作品53「英雄」
【収録】2021年2月8日 府中の森芸術劇場 ウィーンホール
―番組紹介からー

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小林愛実のコメント
Q24の前奏曲について
すごく調性というのって、カラーが強いんだなあって。たとえばハ長調といったら無限な可能性があったり真っ白でどこへでも行ける。それからはじまるんですけど、この曲は。わたしはアスドラが好きだから、アス・ドラ(As Dur=変イ長調)というのは愛に満ち溢れているような、ただただ愛してますと言ってるような感じ。エフ・ドラ(F Dur=ヘ長調)といったら、母性だったり、包まれるような温かさを感じたりとか、まあすべての調に愛があると思って、そういう私なりの見解です。私は17番が好きです。アスドラです。弾いてて幸せな気持ちになります。
Q
どんな演奏家を目指していますか
私はただ楽しく弾ければいいです。うわべで楽しい曲というのはたくさんあると思いますけど、ほんとうに音楽を楽しんで弾くというのは、相当の努力が必要だし、やっぱりそれがないと弾けないと思うから、楽しんで音楽というのは大変だなあと。たぶん私は18歳くらいでピアノをやめたかったから、ピアノ弾くのが楽しくなくなっちゃって、やめたくてしょうがなかったから。ほんとうに弾かなかった時期があって、それで、もう一回やってみようってなったタイプ、人間なので、だからそこ楽しく演奏するというのが自分の中で大きい。
Q
ショパンの音楽と自分
けっこう曲に思いを入れて描いて、それでもどこかにこう何か自分にしかわからない栄養部分がたくさんある人物。けっこう自分だけの感情を自分だけで解決したり、自分だけ知ってる感情というのが、それをけっこうピアノで音楽で表現したりするのが好きなので、100%はたぶん伝わらないけれども、受け取ってもらってというような、そういうのはすこし似てるのかな。言葉でいわなくていいから、そこは私は好きですね、音楽を表現する。言えないような感情をこの中に入れて弾くのが好きです。

🎵コメントにあるように、「言葉でいわなくていいから」というところに惹きつけられる。何れ言葉は両刃の劔のようなもの。包丁が調理にも役立てば凶器にもなるという2面性があるように言葉にもそれがある。それが人を苦しめたり自分がそれで苦しんだりすることもある。しかし音楽はそういう危険性がほとんどない。音楽はいい。

🎧名曲アルバムはチャイコフスキー「四季」から「1月炉辺にて」、「11月トロイカ」
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⛳昨日2日(水)の分をきょう3日の4時52分更新。さてもうそろそろ今日のクラシック倶楽部が始まる。

 

 

 

 

 

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