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211214 クラシッククラブを聴く 第90回日本音楽コンクール 本選会 ピアノ部門

第90回日本音楽コンクール本選会ピアノ部門。応募者は190人。

☆入選藤平実来(みく)1999年生まれ。千葉県出身。東京音楽大学4年。
ピアノ協奏曲ト長調 第1楽章(ラヴェル)
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☆第三位高倉圭吾 1994年札幌生まれ。東京芸大大学院
ピアノ協奏曲第2番ハ短調 第一楽章(ラフマニノフ)
Dsc05589-2

☆第二位佐川和冴(かずさ)1998年生まれ。埼玉県出身。東京音楽大学大学院1年 
ピアノ協奏曲第21番ハ長調 第二、三楽章(モーツァルト)
Dsc05604-2
☆第一位・岩谷賞谷昂登(あきと)2003年生まれ。福岡県出身。桐朋女子高等学校音楽科3年
 
ピアノ協奏曲第1番変ロ短調 (チャイコフスキー)
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【演奏】管弦楽:東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団。指揮:高関健
【収録】2021年10月24日、東京オペラシティコンサートホール

🎵課題曲の協奏曲の中から1曲弾くことになっているわけだけれども、この協奏曲、オーケストラを率いてというか、オーケストラに支えられてというか、オーケストラとともにというか、このような形式はいつ頃から採られるようになったものだろう。ネットには「17世紀から18世紀中ごろにかけ、ビバルディ・バッハ・ヘンデルなどが活躍していたころで、器楽曲が発達し声楽曲も大編成になった」と出ている。 詳しいところはこちら
未来志向の演奏が心を明るくしてくれた。

 

🎧名曲アルバム。徳島県民謡、松崎雄一編曲「祖谷(いや)の粉ひき唄」

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屋島の戦いに敗れた平家の落人たちが隠れ住んだ祖谷地方。奥祖谷には自生するシラクチカズラを使って架けられたつり橋である二重かずら橋がある。集落同士を結ぶ集落の要であったという。落人たちは音が滝にかき消されて遠くへ届かないように滝のそばで琵琶をたのしんでいた。標高1000メートル級の山々で人々は畑を作り暮らしている。これほどの奥深くに逃げ込まなければ安心して、というよりも、それでも尚追手が来ないか見張りながら、逃げ込んだばかりの時には恐怖心をぬぐい切れずに、微かな音にも神経を尖らせながら暮らしていたのだと思うと涙が出る。

⛳17時2分更新

 

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