210913 クラシッククラブを聴く アンサンブル・ディアーロギ 演奏会
アンサンブル・ディアーロギは「フォルテピアノ」「オーボエ」「クラリネット」「ナチュラル・ホルン」「ファゴット」の五重奏団。古典派の音楽を作曲当時の楽器の音色でおおくりする。【曲目】ピアノと管楽器のための五重奏曲変ホ長調作品16(ベートーベン作曲)ほか【収録】2019年1月23日 浜離宮朝日ホール(東京都中央区)ー番組紹介よりー
アンサンブル・ディアーロギはピリオド楽器奏者5人で結成されたアンサンブル。古典派、ロマン派の音楽を演奏し、音楽に内在する対話、即興性、ドラマ、ユーモアなど、オペラのような様々な感情を聴衆に伝えることをモットーにしている。
メンバーによる楽器の解説
ピエール・アントワーヌ・トレンブレイ(ナチュラル・ホルン):ナチュラル・ホルンはバルブもピストンもないのでそう呼ばれています。仲間の楽器には備わっている穴もキーもありません。すべての音は唇の振動で作られます。
クリスティーナ・エスクラペス(フォルテピアノ):このフォルテピアノは1795年製のウィーンの製作者ワルターのコピー楽器です。今日の楽器の中で、この楽器のみパリで作られたオリジナル楽器です。
ハビエル・ザフラ(ファゴット): 19世紀初頭、音楽と楽器製作の重要都市だったドレスデンからパリに移住した製作者によるものです。
ジョセプ・ドメネク(オーボエ):現代の楽器と同じ三つのパーツから成るオーボエです。同じくドレスデンの製作者による楽器のコピーです。
ロレンツォ・コッポラ(クラリネット)18世紀末のウィーンで、ハイドン、モーツァルト、後にはベートーベンなどの作曲家が使いました。
曲目
ピアノ三重奏曲ニ長調 Hob.XV-16 ハイドン
ピアノと管楽器のためのピアノ五重奏曲 作品16 ベートーベン
🎵ディアーロギは「対話」、もっと聴衆とのコミュニケーションを取りたいと意識してつけたとか。このメンバー、古楽器奏者というとどこか時代がかったアンチーク世界にあるかと思いきや、このページを見るとみなオペラ、オペレッタの陽気な世界で存外愉快に人生を音楽を楽しんでいるという雰囲気が。
それにしてもやはりおもしろいナチュラル・ホルン。穴もキーもない。音程はよくない、ということは正確な演奏はけっこう難しいということに。しかし作曲家はこのような特性も周知の上でやはりこの楽器を組み入れているのだろう。ナチュラル・ホルンについての音域などのあれこれはこちら。
ハイドンの「ピアノ三重奏曲ニ長調 Hob.XV-16」。ハイドンには端正、律義といってしまっては語弊があるかもしれないがそんな感じ、それと気品を感じるのだが、それらがすこし奥まったところで穏やかに流れるといった感じ。ハイドン58歳での作曲。ベートーベンの「ピアノと管楽器のための五重奏曲 作品16」。これぞベートーベンという情感の流れがどこに出て来るのかと待てど。ただ後の有名な数々の旋律が生まれる過渡期にあって、フォルテ・ピアノにはそんな序奏と言うか予兆が。解説では、これはモーツァルトの同じ楽器編成での曲をモデルとしたベートーベン26歳の作曲であると。
古楽器演奏は作曲者が生きた音楽の時代の空気感をやんわりと伝えてくれる。そして音程が狂いやすいことも含めてより人間的で優しい響きを醸してくれている。ロレンツォ・コッポラが、「美しい和音と旋律だけではなく、モーツァルトやハイドンが多様した演劇的な要素、時にはオペラ・ブッファのような面白おかしい仕掛けを解き明かしてお見せします」とクラリネットを置いて、とても分かりにくい、しかし親しみあるユーモアあふれる日本語を交えて愉快なパフォーマンスを三つ。ベートーベンのオペラからだったかと思うが。会場には幾たびも笑いが。これが愉快。
モダン楽器演奏を聴いてからこの古楽器演奏を聴けば、さらにその違いが分かると思われるけれどもそこまでの時間がというよりもマメさ、熱心さが今一。ただ古楽器演奏は作曲者が生きた音楽の時代の空気感をやんわりと伝えてくれる。そして音程が狂いやすいことも含めてより人間的で優しい響きを醸してくれている。コッポラがクラリネットを置いて、日本語を交えオペレッタのような愉快なパフォーマンス、これがまた愉快。
🎧名曲アルバム。「太湖船」中国江南地方民謡、編曲は栗山和樹
二胡ジャー・パンファン。岩村力&東京フィル
江蘇省と浙江省にまたがるこの湖は中国五大湖の一つ。湖岸には水郷の街として栄えた蘇州や無錫がある。休日には中国全土から人々が癒しを求めてやってくる。はるか昔海だったという太湖、長い年月をかけ貴重なものを生み出した。……。毎年秋漁の解禁日には湖の恵みに感謝をし、帆を張って漁に出る。「太湖船」はこの湖周辺に伝わる民謡。
1920年代には日本でも流行した。宮澤賢治は聞いた旋律を書き起こし、しばしばチェロで演奏していたという。
現在では中国の伝統楽器「二胡」の練習曲として親しまれている。
⛳とにかく朝のうちにメモって、更新するまでが長い近頃。ピリオド楽器演奏と賢治の「太湖船」、やっぱりけさも聞いてよかった!
ついでにきょうの暁の雲は
きょうの一日に感謝しつつ、20時51分 更新
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