210901 クラシック倶楽部を聴く ブルー・オーロラ サクソフォン・カルテット
パリ国立高等音楽院に学びJ.M.ロンデックス国際サクソフォーン・コンクールで優勝した平野公崇により結成。独奏者としても活躍する名手たちによるアンサンブル。 パリ国立高等音楽院に学びJ.M.ロンデックス国際サクソフォーン・コンクールで優勝した 平野公崇により結成。それぞれが独奏者としても活躍する名手たちによるアンサンブル。【演奏】平野公崇、田中拓也、加藤里志、本堂誠【曲目】サクソフォーン四重奏曲 第1番(サンジュレー作曲)、日本組曲(ホルスト作曲 久保田麻里・平野公崇編曲)、和樂(平野公崇作曲)【収録】2020年11月1日武蔵野市民文化会館 大ホール。―番組紹介よりー
平野公崇:神奈川県生まれ。東京藝術大学在学中、第7回日本管打楽器コンクールサクソフォン部門にて史上最年少の第1位入賞。同大学卒業後、パリ国立高等音楽院に外国人枠廃止後、サクソフォン科初の日本人として入学し、サクソフォン科、室内楽科、即興演奏科を最優秀の成績で卒業。同音楽院在学中にJ=Mロンデックス国際コンクールを制して日本人サクソフォニスト初の国際コンクール優勝者となり、フランス国立ボルドー・アキテーヌ管の定期演奏会に出演、Sud-Ouest紙の絶賛を浴び華やかなフランス・デビューを果たす。日本では2000年、現代作品と即興のみで構成された異色のアルバム「ミレニアム」で鮮烈なデビューを果たす。読響、新日フィル、大フィル、札響、広響等オーケストラとの共演多数。また、山下洋輔、塩谷哲、アキコ・グレースらジャズメンとの共演も多い。フランス、ドイツ、スペイン等の音楽祭におけるコンサートは毎回好評を博し、その出演を待望する多くのファンを獲得している。
曲目
☆平均律クラヴィーア曲集 第2巻 第1番 BWV870 より プレリュード J.S.バッハ/平野公崇 編
☆サクソフォン四重奏曲第1番 Op.53 ジャン=バティスト・サンジュレー
☆和樂 平野公崇:
☆日本民謡 津軽じょんがら節 田中拓也、平野公崇 編
☆沖縄民謡 てぃんさぐぬ花 平野公崇 編:
☆日本組曲 作品33 G.ホルスト/久保田麻里、平野公崇 編:
☆アンコール BASQプレリュード(J.S.バッハ:平均律クラヴィーア曲集第1巻 第2番BWV847
🎵サンジュレ―のまろく明るく穏やか目の作品をユーチューブで聴いたり、レコーダーに録音したものを聞いたり、しまいには何分かずらして両方をずらしてかけて聞いてみたところ、なかなか面白かった。「和樂」は「越天楽」の旋律からとられているようだが、笙、篳篥、笛などのオーケストレーションで聴いているようでもあり、次のジャズ仕様の「津軽じょんがら節」のまったく三線と思わせる、バチさばきまで聞こえるような響きと共に、サクソフォンでこんなところまでと深甚。「日本組曲」、同じ名前の曲がネットに7曲も出ていた。もっとあるらしい。貴志康一も同名の曲を書いているようだが聞いたことがないのが残念。ホルストの「日本組曲」は原曲はオーケストラ曲らしい。1前奏曲 - 漁師の歌2儀式の踊り3操り人形の踊り3間奏曲 - 漁師の歌 4桜の木の下での踊り5終曲 - 狼たちの踊りの5曲から成っている。アンコール「BASQプレリュード」、鎖がどうしても解けない、その硬質なもの、もがく、あがく、叫ぶ。現代的、都会的なセンスががっちり噛んでいるような面白さ。
🎧名曲アルバム。グリーク「トロルハウゲンの婚礼の日」。ピアノ田部京子
ノルウェーの町ベルゲンから10キロにあるトロルハウゲン(妖精の丘)にある自らが設計した家でこの曲が書かれた。写真はグリーグ夫妻の銀婚式に友人たちから送られたピアノ。
⛳はや9月。「宴たけなわ」、人生は常に宴たけなわ、常に「善き宴たけなわ」でありたいとはたった今浮かんだことば。秋風の中にも。
15時46分と書きながら、はたと、けさの大型重機の再放送、再々ぐらいか、もっとか。ニッケル鉱山で活躍するスラグポットキャリヤ、1750°に熱したスラグをポットに入れて、マグマを運ぶごとくに運ぶキャリアカーやら230人分のブドウの収穫作業を一手にこなすハーベスター、3階建てのビルほどの巨大なウォーキングドラグラインで大地を剥がし石炭層を露にする重機。しかも歩ける重機。なかなかスタンバイしない朦朧頭がこれで一気に覚めたのだ。で13時56分の更新。
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