210621 クラシック俱楽部を聴く 関西弦楽四重奏団
奈良県奈良市公開収録―関西弦楽四重奏団演奏会
~2018年5月26日 奈良県文化会館国際ホール~
関西弦楽四重奏団
バイオリン:林七奈、田村 安祐美
ヴィオラ:小峰 航一
チェロ:上森 祥平
関西を拠点として活躍する音楽家たちによって2012年に結成。4人はそれぞれ東京藝術大学で学び、ヨーロッパでの研鑽と活動の後、林 七奈は現在、大阪交響楽団コンサートマスター。田村 安祐美は同じく大阪響のコンサートマスターを歴任し、現在は京都市交響楽団で活躍。小峰 航一は札幌交響楽団首席ヴィオラ奏者を経て現在は京都市交響楽団首席ヴィオラ奏者。上森 祥平は日本音楽コンクール第一位を契機にドイツでの研鑽を経て、現在ソリストとして、また主要オーケストラの客演首席奏者としても多忙な活躍を続けており、2016年には第14回 齋藤秀雄メモリアル基金賞を受賞している。 2014年度 大阪文化祭賞奨励賞、2015年度咲くやこの花賞受賞。
田村:私は大学時代から習っていた師匠の影響で、とても弦楽四重奏が好きで、ずっとメンバーを決めて、固定で、息長くカルテットを続けたいとずっと思っていたbbですけれども、当時大阪交響楽団のコンマスをしていた田村さんに一緒にやらないといわれて、そこかから
☆「5つの小品」、シュルホフ:作曲
☆「弦楽四重奏曲 ヘ長調」、ラヴェル:作曲
☆「関西ラプソディ」 福富 秀夫:作曲
🎵関西系で聴いたことがあるのは、大阪交響楽団、それも朝比奈隆、それとたまに流れる民謡。東北にいると関西系を聴く機会はまずない。それが弦楽四重奏団というわけで興味津々。シュルホフの年代は、1894~1942チェコ。「5つの小品」、面白い曲だ。1、ウィーン風のワルツ、2、セレナーデ、3、チェコ風に、4、タンゴ・ミロンガ、5、タランテラ。作曲年、ウィキには1919と出ていたが、放送では、たしか1920年代と。民族舞踏を大胆にデフォルメしたシュルホフの代表作。民族音楽は、世紀を超えて、どの時代にも形を変えるなりして息を吹き返すものらしい。4、に、日本のどこかで聴いたような旋律もあり、どこにあっても人の同じ想いというものを聴いたような。
ラヴェル唯一の弦楽四重奏曲。調和の霊感。この調和をとるには、どうもメンバーの合言葉なのか何か、「関西風でゆこうよ」となるらしい。その内容は不明。「関西ラプソディ」、この出演の日のために、特別に福富秀夫氏に委嘱したという。関西各地の歌のメドレーだ。観客がけっこう集中し熱心に耳を傾けていたのも印象的。
🎧名曲アルバムはベートーベンの「田園」。大友&東京フィル
⛳昨夜のクラシック音楽館、札幌交響楽団が出ており、興味深く聴いた。21時04分更新
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