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201210 クラシック倶楽部を聴く  タカーチ弦楽四重奏団

世界屈指の人気カルテット「タカーチ弦楽四重奏団」。2016年ジュネーブ国際音楽コンクールで第一位、副賞も全て獲得した実力派。出演:タカーチ弦楽四重奏団  曲目:ハイドン作曲 弦楽四重奏曲 ハ長調 作品33第3「鳥」から ベートーベン作曲 弦楽四重奏曲 作品59「ラズモフスキー」第3番 ハ長調  バイオリン:エドワード・ドゥシンベル、ハルミ・ローズ、ビオラ:ジェラルディン・ウォルサー、チェロ:アンドラーシュ・フェイェール(2019年9月27日 武蔵野市民文化会館で収録)ー番組紹介よりー

🎵タカーチ弦楽四重奏団は1975年ハンガリー生まれ。メンバーの入れ替わりは当然あったようで、現メンバーは

1バイオリン エドワード・デユシンベル
2
バイオリン ハルミ・ローズ
ビオラ ジェラルディン・ウォルサ
チェロ アンドラーシュ・フェイエール

演奏に現われる明るさを感じながらそれぞれのコメントを聞く。ウォルサが自画自賛すればこのカルテットは芳醇で明朗と。 

1曲目ハイドン「弦楽四重奏曲 鳥」、朝の目さっと覚めにはリズミカルで明るく心地よい響き。森の眠りと思わせる部分が薄闇の奥に聴こえるようなのだが、鳥たちは目覚めて軽快、明朗。

2曲目ベートーベン「弦楽四重奏曲 ラズモフスキー」。第一楽章、デュシンベルであったか、オープニングに何かを探しているよう……神秘的な、といっていたが、このラズモフスキーには神秘的な響きが随所に聴こえる。孤独感に残留せずにさっと次の光さす世界に扉が開く。それが「明るく堂々たる曲調」との解説のごとくなのだ。第2楽章、ビオラの旋律に苦しさ、チェロの憂鬱。作曲者が楽譜に書き入れているさまをなぜか想像していた。こんな感じかな、こうでいいだろう、ここはまだまだ、そうこんなところだろう……。落ち込む気分というよりは逡巡しながら音を探り出しているそのさまをそのまま音符にしているのではないかと。第3楽章、もうこの辺で、こんな感じに……。自分が納得できる旋律に届きそう、第9でこの音じゃない、その音でもない、そうそうこの音という場面が思い出される。第4楽章、見えてきたとばかりに、そうこうだ、これなんだよと、どんどんあふれ出してくる。奏者たちの後ろをのぞきまわっているベートーベンのすがたを勝手に想像する。ハルミがベートーベンの音楽はベートーベンが努力して勝ち取ったものというのにデユシンベルが相槌を。ハルミは日系アメリカ人。模索をくぐり抜け、或いはメヌエット風なところを経て突然嵐のような旋律となるベートーベン。は実に創造は自由で楽しく愉快なもの。ウォルサが、突然の爆発は皆も好きなはず、と。そうなんですよ、ほんとうに。
 ハルミが家族の語らいはだいじと。それは弦楽四重奏団の一つの要でもあるかと思う。タカーチが熟練の懐の広さと技術的にも高い演奏を提供しながらアット・ホームな安心感をもくれる楽団であると思う。 

 

🎧名曲アルバム。チャイコフスキー「花のワルツ~くるみ割り人形から~」(管弦楽)NHK交響楽団,(指揮)高関健 ~映像:ロシア・サンクトペテルブルク~

ピョートル大帝が建設したこのペテルブルクにはモスク音楽院もある。西欧建築が威風を見せている。「くるみ割り人形」の初演もこの地にあるマリインスキー劇場で。一大文化の拠点でもあるこのペテルブルク、しかしこの河口デルタの都市建設は悲惨だったなと、そちらの方を意識しながら今の街のたたずまいを。

⛳ タカーチ、すぐに書こうと思っていたところが、後番組でマダガスカルの鉄道が紹介されていたのだが、この工事に1万人が命を落としたと聴こえてき、ついさっきペテルブルク建設で泥のように死んでいった人々を思いだしたことに重なり、TVを見てしまった。それが次はカナダ。知人の親族がカナダにいることもあり、これも見てしまった。1700キロの区間に駅は3つか4つ。ドーフィンの街のジオラマはおもしろかった。ここにはウクライナ式の教会があるとか。ドーフィン4割が1910年頃というからロシア革命の前にきているのだがウクライナからの移民であるという。若者たちのコサックダンスの練習が眩しかった。

 と、この番組が終わる7時までついつい釘付けに。
ひと段落したところで、917分更新。

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