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201224 クラシック倶楽部を聴く ニコライ・ルガンスキー ピアノ・リサイタル

「ロシア・ピアニズム」の正統派として高く評価されているピアニスト、ニコライ・ルガンスキーのリサイタルから、ラフマニノフの前奏曲をお送りする。「ラフマニノフのプレリュードには多種多様なコントラストがあり、どの曲もそれぞれ小さなポエムを持っています」と語るルガンスキー。濃密なロマンをたたえた数々の小品を説得力あふれる解釈で解きほぐし、聴衆を魅了した。2018年2月、東京・紀尾井ホールでの公演から。―番組紹介よりー

 

「前奏曲作品23」は、「前奏曲嬰ハ短調」からおよそ10年後1903年に完成した10曲から成る曲集。全体は深い叙情性に包まれていてピアノの高度な演奏技巧が盛り込まれたダイナミックな作品である。
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曲から成る「前奏曲集作品32」は、1910年、ラフマニノフ37歳の年に作曲された。「前奏曲作品23」を受け継ぐロシア的な叙情性の中に近代的な手法も見られる作品。

「前奏曲集 作品23から 1.嬰ヘ短調」
「前奏曲集 作品23から 3.ニ短調」
「前奏曲集 作品23から 4.ニ長調」
「前奏曲集 作品23から 5.ト短調」
「前奏曲集 作品23から 6.変ホ長調」
「前奏曲集 作品23から 7.ハ短調」
「前奏曲集 作品32から 1.ハ長調」
「前奏曲集 作品32から 2.変ロ短調」
「前奏曲集 作品32から 3.ホ長調」
「前奏曲集 作品32から 4.ホ短調」
「前奏曲集 作品32から 5.ト長調」
「前奏曲集 作品32から 12.嬰ト短調」
「前奏曲集 作品32から 13.変ニ長調」
アンコール「前奏曲 嬰ハ短調 作品3 2

🎵
ラフマニノフの解釈に定評があるというルガンスキー。ロシア・ピアニズム、繊細、流麗、力強い輝き、聴く価ある演奏だった。きょうのプログラムは抜粋であるというが、これでもう十分、聴いたという充実感、満足感がのこった。最初の曲の出だしから音の霊気が鍵盤からたちのぼっている。ひと滴ひとしずくおりてくる音。今一つの世界に強く乗り出し引き出した対象と交わされる対話、これがなるほど音、音楽との会話、そこに押し出されたかの作曲者であるか演奏家であるかの個性。あふれ流れるきららかな水が澱みなくしみ込んでくる。時折見える力強く濃いロシア色の響き。尽きない魅力が最後の一音まで。

最初に聴いたときの印象を上記のようになぞってみたが、今回聴いて、まったくこの通りであるなと。今回は特に「作品32から 4.ホ短調」~アンコールの「嬰ハ短調 作品3 2」にアクティブな力強さ、神経を撫でる繊細さ、柔らかなやさしさに輝かしさが。コメントはなかったが、制作側で録らなかったのかどうかは分からない。寡黙であっても演奏が実に雄弁であることがしばしば。

 

🎧名曲アルバムはチャイコフスキー「くるみ割り人形  花のワルツ」。高関&たしかN響
チャイコフスキーが学んだペテルブルク音楽院、「くるみ割り人形」初演のマリインスキー劇場。そしてチャイコフスキーが亡くなったのもこの地。芸術の都。世界遺産都市。これがすこしでも都市建設の方々の慰霊になっているといいのだが。

⛳6時37分更新。

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