201221 クラシック倶楽部を聴く エリーザベト・レオンスカヤ ピアノ・リサイタル
巨匠エリーザベト・レオンスカヤのピアノ・リサイタルから。レオンスカヤが長年にわたって深い愛情を注いできたシューベルトの、最後のピアノ・ソナタをお送りする。―番組紹介よりー
エリーザベト・レオンスカヤ
1945年旧ソ連の一部だったジョージアのトビリシュに生まれ、6歳からピアノを始める。1964年ルーマニアで行われたジョルジュ・エネスコ国際ピアノコンクールで優勝。モスクワ音楽院の学生時代に巨匠リヒテルと出会う。1978年からウィーンを拠点に活動。リヒテルとの共演と親交も長らく続き、大きな影響を受ける。2015年東京・春・音楽祭が企画したコンサートシリーズ「リヒテルに捧ぐ」に招かれ、シューベルトの最後のピアノ・ソナタ3曲を披露。そして2018年の春、東京・音楽祭でシューベルトのピアノ・ソナタ全曲演奏に挑み、4月14日に最終日を迎えた。
コメント:日本の春の印象は?
2015年桜が満開の季節に来日しましたが、魔法のようでした。とても詩的…花が咲き、やがてそよ風が吹き、雪のように静かに花びらが落ちてきます。花が散ってしまうのは残念だけど、同時にとても美しい。桜の花々の向こうに見える真っ青な空も美しいわね。
☆「ピアノ・ソナタ 変ロ長調 D.960」
1828年9月に作曲されたシューベルト最後のピアノ・ソナタ。そのおよそ2か月後、シューベルトは31歳で世を去った。
☆アンコール「4つの即興曲 D.899から 第3番 変ト長調」
🎵「ピアノ・ソナタ 変ロ長調」には、懐かしむような、懐かしさに遊んでいるような響きに心癒される。アンコール曲、しずかな心境で時の流れをかみしめる。
レオンスカヤの演奏にリヒテルの静かな大河から分かれ流れる詩的な響きが感じられ、リヒテルに帰ってみようかとの思いが湧いた。
🎧名曲アルバムはクープランの「王宮の合奏曲」。ルイ14世のベルサイユ宮殿の豪華絢爛
⛳6時 21分 更新
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