201221 クラシック倶楽部を聴く 亀井聖矢 ピアノ
2001年愛知県出身。高校3年に進級する2019年春に飛び入学試験を経て桐朋学園大学に入学。同年、日本音楽コンクール第1位入賞。注目のピアニストとして活躍中【出演】亀井聖矢(ピアノ)【曲目】ピアノ・ソナタ 第21番 作品53「ワルトシュタイン」(ベートーベン作曲)超絶技巧練習曲 から第5番「鬼火」第4番「マゼッパ」(リスト作曲)ほか【収録】2020年9月29日めぐろパーシモンホール 小ホールー番組紹介よりー
曲目
ピアノ・ソナタ 第21番 作品53「ワルトシュタイン」(ベートーベン作曲)
パガニーニの主題による変奏曲第一巻(ブラームス)
超絶技巧練習曲 第1番 「前奏曲」(リスト作曲)
超絶技巧練習曲 第5番「鬼火」(リスト作曲)
超絶技巧練習曲 第4番「マゼッパ」(リスト作曲)
亀井のコメントをちょっと拾ってみると「最初についた先生が自分が弾きたい好きなやりたい曲を、大人になってからやった方がいい曲でも自由に弾かせてくれたことが自分の中では大きかった。それがたのしくてお客さんが喜んでくれた、それでここまで続けられた。テクニックに夢中になりがちな面があるが、なんでこの作曲家がこの曲を書いたのか、もっとミクロな視点でいえば、なんでここには休符があって、なんでここにはこんなフレーズがあってというところ、作曲家がどういう思いで書いたのかを考えて、自分はまだ未成年と言う事もあって人生経験が豊富ではないんですけど、その作曲家がどういうふうに過ごしている時期だったりとかということに思いを馳せて、そういうことを考えて演奏に向き合うようにしています。」「昔から一日8時間練習するとかいったようなタイプではないんですが、量をよりも質、短い時間でいかに効率よく自分のものにできるように練習していくかを考えるようにしてやっていたんですが、本番が多くなってくると質も大事だしその中でたくさん時間も練習しなければいけないということで、本番近い時にはもう一日中さわっているときもありますし、コロナのあいだとか、のんびりできる時は、1時間2時間という日もありました。頭を使ったりすることが好きで、パズルやなぞ解き、そういうものをピアノをやっている意外に楽しんだりしてて。あとは一人暮らしをしているので、あいている時間に料理をしてみたりとか、そういう時間の過ごし方をしています」「周りがすごく腕の高い先輩方ばかりで、同じ学年も一こ上の学年だったりとか、先輩にも日本音楽コンクールとか1位取ってるとかが門下に何人もいたり学校でも周りでもそういう子がいっぱいいたりその環境自体がすごく刺激になるし、自分が負けてられない頑張らなきゃという、特に自分がとび級させてもらってちゃんとそれに見合う頑張りをしていかなくちゃならないという気持ちを高めてコンクールに臨んだりとか、周りの生徒の刺激だったり、ピアノ以外にも作曲を副専攻してたりとか、いろんな授業があるんですが、そういうところからも自分の演奏に生きるようないろんな学習が、いろんな方向から音楽に向き合う事でできるので、すごく自分にとってはいい選択だったと思います」
🎵「ワルトシュタイン」の冒頭を聴いただけで、「鮮烈、華麗」と紹介されることに肯けた。これはベートーベンがスランプを脱し、作曲意欲が上向きになっていたときに作曲されている。亀井の演奏、恐れげなくよどみなく急こう配を駆け下り駆け上る。テンポが比較的穏やか目なところでさえ速度を感じてしまう。それは性急であるというのとは別物。シャープで暗さ重さを感じさせない。亀井の感性というフィルターに濾された「ワルトシュタイン」といった感じが。
ブラームスの変奏曲、リストの練習曲でのほうに、より芸術性が感じられた。
🎧名曲アルバムはショパン「序奏と華麗なポロネーズ 作品3」。遠藤真理のチェロ&菊池洋子のピアノ。公爵がチエロ、そのお付き合いでショパンが(ベートーベンがと誤記してしまったことに21時近くにはっと気づき訂正。またまたチェックリストに記されたかも。すみません。慌てていましたので)ピアノをの図を想像しながら。
⛳2時ごろに盛岡震度5弱に起こされた朝、9時7分更新
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