201001 クラシック倶楽部を聴く 弦楽三重奏団「天下統一」
アンサンブル天下統一関東初公演!栃木県壬生町城址公園ホール公開収録▽日本を代表するバイオリン奏者長原幸太、ビオラ奏者鈴木康浩、チェロ奏者中木健二の実力派弦楽トリオによる、至高のベートーベン&モーツァルトの世界▽なぜ天下統一?インタビューで語る▽ベートーベン 弦楽三重奏曲 ハ短調から第1楽章、モーツァルト ディヴェルティメントK.563から ほか▽2019年10月25日城址公園ホールで収録―番組紹介よりー
🎵クラシックには珍しい名の弦楽三重奏団。チェロの中木健二が徳川家康の出生地である愛知県岡崎市出身であるところかららしい。中木はキングレコードよりCD「美しき夕暮れ」および「J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲全曲」(「レコード芸術」誌・特選盤)をリリース。紀尾井ホール室内管弦楽団メンバー。東京藝術大学音楽学部准教授。第11回名古屋音楽ペンクラブ賞受賞。使用楽器はNPO法人イエロー・エンジェルより貸与されている1700年製ヨーゼフ・グァルネリ。ついでに日本音楽財団所有の名器はこちら。
読売日本交響楽団コンサートマスターの長原幸太のバイオリン、鈴木康浩のビオラ。鈴木康浩は2001年よりドイツのカラヤン・アカデミーで研鑽を積んだ後ベルリン・フィルの契約団員となり、04年秋帰国。現在読売日本交響楽団ソロ・ヴィオラ奏者。読響との関りが深い三重奏団。久方ぶりに読響の頁も訪問。コバケンが出ていたが懐かしい。
けさはモーツァルトのみを聴く。ヴェルティメントK.563、これが第6楽章まである。これが「ジュピター」を作曲してすぐにまた作曲されており、無尽蔵の音の泉にまたもや! 曇る盛岡の空を窓外に曇り硝子が透明になっていくかの心境に。
wikipedia:モーツァルトはディヴェルティメントと題した曲を20曲以上作曲しているが、弦楽三重奏の形態をとるものはこの変ホ長調K.563のみである。このK.563は6つの楽章からなり「ディヴェルティメント」と題されてはいるが、ディヴェルティメントに特有の娯楽性を目的としたもののみならず、もっと高い音楽性を指向しているのが特徴である。室内楽曲としての書法としては弦楽四重奏からヴァイオリンを1本欠くため難しくなるが、各楽器を均等に扱いつつ精緻な作曲技法を施し、構成的にもしっかりしたものにすることにより、モーツァルト晩年らしい作品になっている。演奏技術的にも高いものを要求し、各楽器は時には協奏曲のような妙味も見せ、モーツァルトの他の弦楽四重奏曲などより難度は高い。
🎧名曲アルバム。ベートーヴェン「運命」
【管弦楽】東京フィルハーモニー交響楽団,【指揮】現田茂夫 ~オーストリア・ウィーン~
指揮者が扉を重くたたこうが軽くたたこうが、開かれるや否や、この曲はもう“この紋所”の前に言葉が引っ込む。
⛳10時2分 更新
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