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20810 クラシック倶楽部を聴く  コリヤ・ブラッハー バイオリン・コンサート  

ベルリン・フィルの第1コンサートマスターを6年間務めた経歴を持つコリヤ・ブラッハー。現在、世界各国で独奏者として活躍。ピアノは室内楽奏者としても信頼の厚いオズガー・アイディン。【出演】コリヤ・ブラッハー(バイオリン)オズガー・アイディン(ピアノ)【曲目】「バイオリン・ソナタ第3番」(ブラームス作曲)「ヴォカリーズ 作品34第14」(ラフマニノフ作曲)ほか【収録】2019年6月22日トッパンホールー番組紹介よりー

🎵けさの聴きどころは、2台の名器、ただどんなに録音技術が優れていても、空気感、空気への親和感、ごく繊細な部分は捉えかねるものかとも思うが、しかし、楽しむにそう欠けるところはないと思っている。ブラームスの「ヴァイオリン・ソナタ 第3番 ニ短調 op.108」、これが1730年製グァルネリ・デル・ジェス「Ex.ズッカーマン」での演奏。ブラッハーいうに「グァルネリは深みがあり甘く温かく、心情的で自由奔放で奏者に寛容である」「操作に主導権を譲ってくれる」とも。
ベートーヴェンの「ヴァイオリン・ソナタ 第9番イ長調 op.47『クロイツェル』」、この番組編成は13楽章。これが1730年製ストラディヴァリウス「トリトン」での演奏。ブラッハーがストラディヴァリウスに関し「骨太で存在感ある響き」「頑固で奏者を追従させる」と。
一つの楽器を理解するのには35年かかるが、時間をかけて奏者の望む音に楽器を導くのだそう。ブラッハーは2台の名器との相性を探り出し鳴らし続けているわけだ。ヴァイオリンを引き継いだばかりのときは、前の使用者の音が出るというのだが。

「トリトン」はキミコ・パワーズ氏より貸与されている。「トリトン」とは20年来の付き合い。このキミコ・パワーズ氏に興味がわき、ググってみると、

「長野県に生まれ。国際基督教大学卒業後、ブリティッシュ・エアウェイズに入社。客室乗務員として勤めた後、1963年にニューヨークに渡る。夫のジョン・パワーズ氏とともに、日本美術と現代美術のコレクションを始める。特にアメリカン・ポップ・アートにおいては、黎明期の1960年代からパトロン、コレクターとして積極的にかかわり、世界最大級のポップ・アート・コレクションを築く『アーティストたちとの会話 アメリカン・ポップ・アート誕生の熱気』より」とあった。

音楽界は音楽世界のみならず、さまざまな人材、或いは産業との連関にあることを実感。

🎧🎵名曲アルバム。歌劇「セビリアの理髪師」(ロッシーニ)
歌劇「セビリアの理髪師」の舞台、スペイン南部の街セビリアの映像。年に一度、老若男女が歌い踊り、街中が盛り上がる「セビリアの春祭り」の様子とともに名曲を聴く。

指揮角田鋼亮

1週間に400万人を惹きつけるフェリア。この祭りに頭髪も衣装も整え備える人々。

⛳久しぶりに明るい日が。6時53分更新

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