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200831 クラシック倶楽部を聴く 原田幸一郎と仲間たちの室内楽

バイオリニストの原田幸一郎を中心に、門下生や盟友が集ったコンサートから。教育者としても名高い原田幸一郎(バイオリン)、原田の門下生で国際コンクールで優勝した神谷美千子(バイオリン)と神尾真由子(バイオリン)、原田と共に東京クヮルテットを結成した磯村和英(ビオラ)、原田の盟友毛利伯郎(チェロ)、強い結びつきを持つ仲間たちとの白熱の演奏をお送りする。2017年7月14日 紀尾井ホールで収録。―番組紹介よりー

【出演】原田幸一郎,神谷美千子,神尾真由子,磯村和英,毛利伯郎,ミロスラフ・クルティシェフ

🎵紹介に「白熱の演奏」とあったが、フランクの「ピアノ五重奏曲」、ドラマティックであり勇壮である中に嘆きも語らい焦燥もあり、聴きごたえというものを感じさせるあらゆる要素に彩られている。それぞれの響きがダイレクトに届いた。

Wikipediaには「フランクの後期作品は緊密な循環形式の使用によって特徴づけられる。後期でも早い段階で書かれたこのピアノ五重奏曲においてその特徴は既に現れており[1]、冒頭に提示されるモチーフによって全曲の有機的統一が図られている[3]。」とある。

10時半過ぎてからの書き足しになるけれども、けさの前半20分ほどを聴き逃した分を20年1月10日のブログから補強しておく。

☆「弦楽四重奏曲 K.421から 第2楽章、第3楽章」モーツァルト:作曲
(バイオリン)原田幸一郎、(バイオリン)神谷美千子、(ビオラ)磯村和英、(チェロ)毛利伯郎
☆「ピアノ五重奏曲 ヘ短調」フランク:作曲
(バイオリン)原田幸一郎、(バイオリン)神尾真由子、(ピオラ)磯村和英、(チェロ)毛利伯郎、(ピアノ)ミロスラフ・クルティシェフ


🎵原田幸一郎のコメントで、弦楽四重奏にはソリスティックな面白さもある、特にフランクはそれが多い、と。このコメントで、「ピアノ五重奏曲ヘ短調」の持つ玄妙さとピアノの面白さをより楽しむことができた。教育の面では、原田は、個性を邪魔しないように、あまり細かく言わないようにしているという。またクラッシク音楽で奇抜なことをして世に出ようとする音楽家がいるけれども、あまりクラシックという道から外れた演奏はしないで欲しいと語っていた。
 ゲーム音楽、アニメ音楽で育っているいまに、クラシックの良さをいったいどうやってわかってもらったらいいのかと思い巡らすうちに、小学校のときにある音楽の先生が授業で何を教えるというよりも、毎回、先ずハチャトウィリアンの「剣の舞」を聴かせてくださったことを思いだした。大人になってからも、無性に聴きたくなることがあった。その先生が好きな曲だったのかもしれない。或いは音楽は理屈よりも先ず聞かせることであると思っておられたのか。何れ、この曲は自分の中でいまだに生きていて、ふっとしたときに聴きたくなる。

🎧名曲アルバム。横坂源のチェロでバッハの「無伴奏チェロ第一番プレリュード サラバンド」

⛳6時43分更新

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