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20828  クラシック倶楽部を聴く 田部京子 ピアノ・リサイタル

17歳での日本音楽コンクール第1位をはじめ、数々のコンクールで上位入賞を果たしてきた田部京子。今回はシューベルトを軸にしたシリーズからシューマンとブラームスを放送―番組紹介よりー
田部京子 ピアノ・リサイタル。191212日 浜離宮朝日ホール

曲目は
「「こどもの情景 作品15」から「知らない国々」「トロイメライ」「炉ばたで」「詩人のお話」」シューマン:作曲
「ピアノ・ソナタ 第3番 ヘ短調 作品5」ブラームス:作曲

🎵20年1月に聴いたときには、ブラームスのピアノ・ソナタとはほんとうのところ相性がいまいち、と書いていたようだ。田部のコメントに導かれて最後まで聴きとおすことができた、とも。田部が、ピアノの音は打鍵のあと減衰していくがそこがピアノの美しさの一つと。これまではそこがピアノの欠点としか捉えられなかった意識を変えてくれた。
 けさのシューマン、静かめに心に寄り添ってくれる。近頃はコロナ疲れか猛暑疲れで、起きがけの耳は音をしっかと捉えかねている。それでけさは久方ぶりにヘッドホンで聴く。シューマンが周りの気配のようにそこにあってくれた。ブラームス、3番はやはり大曲であるなと。ブラームスが20歳代で作曲した三つのピアノ・ソナタのなかでは破格の質量とも感じられた。音の連鎖も瑞々しく聴くことができた。第5楽章、聴く者を道連れにそれこそ彼が求めた見出したフレーズで見得をきるような響きが。この楽章のアレグロ・モデラート・マ・ルバートを再現しながらこれを書いている。

🎧🎵名曲アルバム、ヴィヴァルディ「海の嵐」すでに眼前に広がるのはベネチアの遠浅の海。波に揉まれる小舟の影。ブラームスを聴きなおしながらヴィヴァルディを書くというのもまた妙ではあるのだが。ヴィヴァルディ、生粋のベネチア人。ブラーノ島の色とりどりの家並み。LPのランパルのレコード、あれほどに聴いたレコードも、引っ越しの時に処分してしまったが。CDには何枚かあるだろうが、取り出し聴いてみてはいない。「海の嵐」、脳裡に鳴るのはいまだランパルだが、けさの有田正広のフルートはまさしくベネチアの風景となってこの朝を爽やかに駆けてくれた。

⛳室温27℃。けだるさをけだるいままに覗く湿度の針は64%を指す。盛岡、きょうは35度にもなりそう。3時20分ごろには震度3。こんなトッピングの多い近頃。どうかコロナはトッピングしないで! 恐れていても始まらない。注意項目とともにけさもスタート!
曲は変わっていつの間にかシャコンヌに。次から次へと差し出してくれるユーチューブ。6時52分更新。

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