20731 20731 20731 クラシック倶楽部を聴く タカーチ弦楽四重奏団
世界屈指の人気カルテット「タカーチ弦楽四重奏団」が登場!ハイドンとベートーベンの傑作を披露!ー番組紹介よりー
🎵タカーチ弦楽四重奏団は1975年ハンガリー生まれ。メンバーの入れ替わりは当然あったようで、現メンバーは
1バイオリン エドワード・デユシンベレ
2バイオリン ハルミ・ローズ
ビオラ ジェラルディン・ウォルサ
チェロ アンドラーシュ・フェイエール
演奏に現われる明るさを感じながらそれぞれのコメントを聞く。ウォルサが自画自賛すればこのカルテットは芳醇で明朗と。
1曲目ハイドン「弦楽四重奏曲 鳥」、朝の目さっと覚めにはリズミカルで明るく心地よい響き。森の眠りと思わせる部分が薄闇の奥に聴こえるようなのだが、鳥たちは目覚めて軽快、明朗。
2曲目ベートーベン「弦楽四重奏曲 ラズモフスキー」。第一楽章、孤独感に残留せずにさっと次の光さす世界に扉が開く。それが「明るく堂々たる曲調」との解説のごとくなのだ。第2楽章、ビオラの旋律に苦しさ、チェロの憂鬱。作曲者が楽譜に書き入れているさまをなぜか想像していた。こんな感じかな、こうでいいだろう、ここはまだまだ、そうこんなところだろう……。落ち込む気分というよりは逡巡しながら音を探り出しているそのさまをそのまま音符にしているのではないかと。第3楽章、もうこの辺で、こんな感じに……。自分が納得できる旋律に届きそう、第9でこの音じゃない、その音でもない、そうそうこの音という場面が思い出される。第4楽章、見えてきたとばかりに、そうこうだ、これなんだよと、どんどんあふれ出してくる。奏者たちの後ろをのぞきまわっているベートーベンのすがたを勝手に想像する。実に創造は自由で楽しく愉快なもの。
タカーチいう「ベートーベンが努力して勝ち得た」一曲がここに。
🎧名曲アルバム「無伴奏バイオリン・ソナタ 第4番」(バイオリン)川田知子 ~ベルギー・リエージュ、ブリュッセル~
⛳7時10分更新
| 固定リンク
コメント