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20/7/30  クラシック倶楽部を聴く  ノトス・カルテット

2007年にベルリンで結成された世界でも珍しい常設のピアノ四重奏団、ノトス・カルテット。マーラーとバルトークのピアノ四重奏曲が演奏された。マーラーは16歳、バルトークは17歳で作曲された若き日の作品。バルトークは楽譜が失われていた知られざる作品で、ノトス・カルテットが再発見し、今回の日本初演が実現した。2019年7月2日、京都コンサートホール アンサンブルホールムラタでの収録。―番組紹介よりー

 

🎵

ヴァイオリン シンドリ・レーデラー
ヴィオラ アンドレア・ブルガー
チェロ フィリップ・グラハム
ピアノ アントニア・ケスター

 

マーラーが16歳で作曲した「ピアノ四重奏曲イ短調」、歌心あふれ抒情性に富み、瑞々しい、それに加えてドラマ性も。とても16歳とは思われない老成した部分も。レーデラーであったか、我々はオーケストラのようにも23人で弾くようにも演奏できると語っていたが、もうこの曲からにして、ピアノが入っているという理由からばかりではなく、オケ並みの量感、質感を感じさせる。第一楽章からが終章のような豊かさがあり、この楽章だけでも事足りるかの満足感。曲が進むごとに、調和という目標はすでに眼下、気づけば各パートが完全に前面に躍り出て各々の個性を存分に発揮している。これがノトスならではの響き、滋養の豊かさであるかと。

バルトークの「ピアノ四重奏曲ハ短調」、これがまたすばらしかった。ノトスの誇りとする曲。ブタペストの国立公文書館にこの曲があると知ったもののコピーを取ることができず、楽譜を探し歩きやっと発見し、初演に漕ぎつけたのだとか。日本では初演。バルトーク17歳、ブラームスの影響が濃く、密度の高い演奏との解説。終始聴く者の意識を逸らせないすばらしい演奏だった。

アンコールはブルガーの日本語での紹介で、クライスラー「愛の悲しみ」、エルガー「愛のあいさつ」の2曲が。実はクライスラーが来日の時、盛岡にも来てくれていたのです。

 

 

🎧🎵名曲アルバム。「歌劇椿姫からプロヴァンスの海と陸」(バリトン)小森輝彦,(管弦楽)東京フィルハーモニー交響楽団,(指揮)北原幸男 ~フランス エクサン・プロヴァンス~―番組紹介よりー

⛳昨日、岩手にもコロナ感染者。きょう対策本部会議が。7時ジャスト更新。



 

 

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