20/7/2クラシック倶楽部を聴く ベルリンRIAS室内合唱団
ドイツを代表する室内合唱団、ベルリンRIAS室内合唱団。ジャスティン・ドイルの指揮でバッハやブルックナーといった宗教合唱曲の精髄をお送りする。【曲目】「神よ なぜわたしを見捨てられたのか」(メンデルスゾーン作曲)「キリストはわれらのために」「エサイの枝は芽を出し」(ブルックナー作曲)「イエスはわが喜び」(バッハ作曲) ほか【収録】2018年11月2日 東京オペラシティ コンサートホールー番組紹介よりー
🎵バッハ「歌え主の御前に新しい歌を」、メンデルスゾーン「神よどうして私を見捨てられたのか」、ブルックナー「キリストはわれらのために」、「エサイの枝は目を出し」、バッハ「イエスはわが喜び」のうち、メンデルスゾーンの「神よ なぜわたしを見捨てられたのか」の歌詞が、虐げられた人々の悲惨、心情が語りつくされており、切々と胸に迫ってきた。ベルリンRIAS室内合唱団はドイツを代表する合唱団、その水準が保たれる要因の一つには、やはりオペラやオラトリオでソリストを務めるほどの人材がこの合唱団に流れてきていることにあるようだ。しっかりと歌える存在が合唱団の中に一人いるだけでもその存在の影響力の大きさが察せられるが、おそらくそのような方々が何人も。ジャスティン・ドイルの就任は2017年、つい最近。彼がこの合唱団をいうに「35人が一つの生き物のように動く」「繊細なしなやかさを持つ」「カメレオンのような」これは変幻自在、であったか、何れ表現のいかなる要求にもこたえ得る力を持つのだなと。
宗教曲を聴くようになったのは、この地方都市にあって異色ともいえる国際的な活躍もしているバッハ・カンタータ・フェライン盛岡の影響が大きいのだが、たしか、このほどドイツのバッハ音楽祭にも招聘されているはず。このコロナ禍で先行きどういうことになっているか。
聞いてきて心休まるというところにたどり着いてはいるものの、これはどんな優れた合唱団を問わず、宗教曲は、まだまだ多くの人々の頭上高くに、君臨と言えばいいすぎだけれども、下界をはるかに下して鳴り響いているなという実感を否めない。キリストこそ本質的には庶民の宗教、それがなぜかいつまでもどこまでも遠いと人に思わせるところが。かといって崇高さを貶めることはこれはできることではない。これはほんとうに難しい課題であると思われる。
あれこれ考えているうちにはや7時。クリスチャンや宗教音楽関係者だけが歌い聴いて満足しているにはもったいないと思うが故の思い巡らしなのだけれども。ただこれには伝道を使命とする教会と宗教音楽を研究し歌い検証する使命を持つ合唱団とを混同している誤りから来る疑問であるのかもしれない。
🎧🎵名曲アルバム。「ピアノ協奏曲イ短調」グリーグ作曲。【管弦楽】東京フィルハーモニー交響楽団,【ピアノ】横山幸雄,【指揮】矢崎彦太郎 ~ノルウェー・ソグネフィヨルド~
フィヨルドの険しく荒く、そしてそこに容れられ静まる海面の美しさ神々しさ。それを思い出させるグリーグ。
⛳7時8分更新
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