« 20630 クラシック倶楽部を聴く ぺトラ・ラングの歌曲リサイタル | トップページ | 20/7/1クラシック倶楽部を聴く ウィーン少年合唱団 »

去り行く6月

6月が去ろうとしている。眼下に鮮やかだった躑躅の花はこの梅雨空に霧散したかに失せ、雨を仰ぎ受けとめる緑はそれでも内に生気を養い、やがて来る猛暑に備えでもしているらしい。

マルタ・アルゲリッチのベートーベン、ピアノ協奏曲第一番、慈雨のように存分に総身に取り込み、ため込んで、この6月を見送る。

コロナウィルス、世界のいたるところに潜み、息を殺しているのか。人の仕業に乗じて、あらゆる機会をとらえ、住処を見つけては居座ろうと機を狙っている。感染者数1000万人、死者50万人、この事実と隣り合わせに、7月は淡々と。長期的な戦いに倦まず対峙できるよう、事態の好転を切に祈りつつ1頁を加える。

|

« 20630 クラシック倶楽部を聴く ぺトラ・ラングの歌曲リサイタル | トップページ | 20/7/1クラシック倶楽部を聴く ウィーン少年合唱団 »

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« 20630 クラシック倶楽部を聴く ぺトラ・ラングの歌曲リサイタル | トップページ | 20/7/1クラシック倶楽部を聴く ウィーン少年合唱団 »