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20/6/18クラシック倶楽部を聴く 諏訪内晶子&マリオ・ブルネロ&ボリス・ベレゾフスキー 演奏会

諏訪内晶子&マリオ・ブルネロ&ボリス・ベレゾフスキー 演奏会三人のチャイコフスキー国際コンクール覇者による「偉大な芸術家の思い出」 【出演】諏訪内晶子(バイオリン)、マリオ・ブルネロ(チェロ)、ボリス・ベレゾフスキー(ピアノ) 【曲目】ピアノ三重奏曲イ短調 作品50「偉大な芸術家の思い出」(チャイコフスキー)【収録】2017年5月31日 紀尾井ホール

 

🎵2017年の収録。旧友ニコライ・ルビンシテインへの追悼音楽。この演奏、今なお新鮮。この三人の演奏は一口でいえば、聴いた芸術家はこの演奏からインスピレーションを得、また新たな芸術作品を生むのではないかと。じゃ、あなたは? と問われると、凡人筆者は、と口ごもる羽目となるのだが。すばらしかった。諏訪内の泣くような輝く音色はもうその通りで、今回はベレゾフスキーのピアノとブルネロのチェロを意識的に、というよりどの音も自然に耳に入ってくる、耳の奥でキャッチしようと待ち構えさせる。ベレゾフスキー、コメントでは「途切れない会話を応援しているようなもの」と控えめ。その控えめが決して差し出がましくなく、単調に聴こえるときこそ実はバイオリンとチェロをしっかりと生かしているという具合。且つその中に個性を内包。人柄がしのばれた。ブルネロが「このアンサンブルのための新しい音」と語った意味が聴くほどに納得された。チェロ、そこにある泉からワックワックと湧き出るような低音の響きも魅力的。諏訪内、ベレゾフスキーあってのこの響かと。融合しながらも自分は自分、個性が個性として息しあい、佳境には互いが互いの響きを祝し合うというすばらしさだ! 
ルビンシテインの演奏、あとで振り返ってみよう。

 

🎧名曲アルバムはウェーバーの「魔弾の射手」。(合唱)新国立劇場合唱団,東京フィルハーモニー交響楽団,(指揮)渡邊一正 映像はドイツ・ドレスデン
🎵ザクセンの森の8月の音楽祭、ことしはどうなっているやら。ドレスデン市内の楽器工房、天井にはホルンとあれはチューバだろうか、もっと小型だったようにも。製作された楽器が掛けられていた。木型、工具、これは先代のマイスターに許された者だけが継いでいるらしい。管楽器は工場生産かとおもっていたが、こうして。

 

⛳けさの緑はわくわくと歌うたい。634分更新。

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