20528クラシック倶楽部を聴く アメリカ海軍軍楽隊
世界最高峰の吹奏楽団のひとつ、アメリカ海兵隊バンドの初来日公演! マーチ王スーザ直伝のサウンドと颯爽としたパフォーマンスをお届けする!―番組紹介よりー
🎵金沢市石ノ森ホール、2019年の収録。アメリカ海兵隊バンドは1798年創立。大統領直属。マーチ王スーザは第17代隊長。現在の指揮者はジェイソン・フェティッグ。司会はサラ・シェフィールド。
両国国歌に始まりスーザの「海を越えた握手」ジェイガーの「エスプリ・ドゥ・コール」、そして東日本大震災と津波の犠牲者のためにウォルツィクが2015年に作曲した「イロァ・イロァ」。脱して明るく「ルイ・アームストロングへのトリビュート」、ルイ・アームストロングの6曲のメドレーでルィブラの編曲。そしてギルバートソンの「ユーソニアン・ドゥエリング」。先ごろ筆者の住まい近くで工事現場を見ながら、これを管楽器で作曲したら時間と空間をギューント貫き裂くような大地を平板を抉るような現代の最先端の響きともいえる曲ができあがるのではないかと思ったが、このギルバートソンの音、楽器の用い方に、まさしく、これ、これだ! と。書くときになるとこれです、まさしくと落ち着き払うのだが、その時は飛び上がった。前にも聴いていたはずだが今回はその特異さを得心したというところ。ギルバートソンは建築家ロイドライトの設計になる建物から着想を得たようだが、むしろ建築途上にある重機の動き、技術、人の動き、危険度すれすれの緊張感を引き寄せて作曲すれば、それこそサンサーンスの3番のオルガン付きぐらいの壮大さ、その現代版になるのではと。誰かこれで世界のオンリー・ワンになれないものか。
アルディティの「くちづけ」、これはメゾソプラノと思ったが、軍楽隊に咲く一輪の薔薇のよう。バーンスタインの「サム・ホエア」、アンコール「星条旗を永遠なれ」。昨日現在で、新型コロナ感染者数168万、亡くなられた方9万8千9百。なんということかと。3・11への作曲の感謝を覚えながら何とか早い収束をと胸が痛んだ。
🎧🎵名曲アルバム、シベリウスの「バイオリン協奏曲」。91歳で没するまでの妻アイノの献身的な忍耐と働きを類推。
⛳きょうは28日、はや28日。はやいもの7時ジャスト更新。
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