2026クラシック倶楽部を聴く
長野県軽井沢町公開収録 佐藤卓史(さとうたかし)ピアノ・リサイタル
~2018年6月1日 軽井沢大賀ホール~
☆「楽興の時 D.780」シューベルト:作曲
☆「幻想即興曲 嬰ハ短調 作品66」ショパン:作曲
☆「舟歌 嬰ヘ長調 作品60」ショパン:作曲
☆「ポロネーズ 変イ長調 作品53「英雄」」ショパン:作曲
🎵佐藤が言うに「シューベルトもピアノを弾いたがテクニックはヴィルトオーソではなかった。高度なテクニックを要求するような派手な曲はないが、内面へのアプローチがシンプルな手法で書かれている。曲の分岐点ではフレーズが私の思った通りの方向にいくので感覚の近さを感じる作曲家」であるという。「楽興の時」、これもコメントを参考に聴き耳をたて、たしかに1,2は自分の心の内を逍遥していると聴こえ、また自己愛的な旋律でもあると感じられた。有名な3で外へと踏み出し気分を変えてくれ4で事物、人との関りが彷彿と。6のところでまた内省にもどり自分の内に静かに止まり終えたという感じが。ショパン、オープン感覚の現代版といったショパン。
筆者は未開の耳を、コメントなどを参考にして聴き、何とか未開の耳を耕そうとしている音楽愛好家の域は出ない。コメントを聴いても、説明を読んでも無知の故か感性の乏しさかで合点がいかない時に思うのは、やはり、こんな時、吉田秀和ならどう言っただろうといまだに思う事がある。内蔵されている耳の性能が神経が感性が緻密というか、逡巡することなくバンと言い切るところ、音楽評論家としてやはりすごい人だった。さる高名な高齢のピアニストを「ひび割れた骨董品」といったときには、流石にちょと失礼ではとも思ったが。この方、さぞかし立派なオーディオルームでも構えて…と思っていたところ、小さな音響機器でこと足りさせていたらしい。知った時は意外だった。大層な仕掛けは無くとも音楽は楽しめる。
🎧名曲アルバム
「無伴奏チェロ組曲第一番 プレリュードとサラバンド」バッハ
【チェロ】古川展生
🎵バッハ、幸せなケーテン時代。代表作の幾つもが。並ぶレオポルト公の楽器コレクション、作は誰であったか?
⛳盛岡市の気温をググっているうちに、記事を誤って消失。再び再現したものの、リンクなどは失われて。後で捕捉しよう。とりあえず7時1分更新
やはり氷点下8までになった今朝の盛岡。いまは眩しい日差しが室の奥までを明るくしている。春の兆しが。8時52分再更新。
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