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2019/11/6クラシック倶楽部を聴く

菊池洋子 ピアノ・リサイタル
2016108日(土)宮津会館

Dsc02230s

菊池洋子
2002
年第8回モーツァルト国際コンクールで日本人としてはじめて優勝。以来日本を代表するピアニストとしてライプチヒ弦楽四重奏団やアンサンブル・ウィーン・ベルリンなど世界的なアーティストとの共演を重ねる。
コメント
Qショパン作曲「「バラード 第1番」について
この曲はピアノを勉強している人にとってはみんなが演奏する勉強する曲だと思うんですけれども、実際に演奏会で取り上げたのはここ数年でありまして、あまりにも有名というのが私の中であったんですけども、23年ほど前にこの曲でバレエとのコラボレーションをやったんですね。ジョン・ノイマイアーさんの振り付けで椿姫、その中のパドルでこのバラード1番をやったときに自分が今まで思い描いていた先入観のあったバラードの1番とまったく違うバレエとやったことによって、あ、こういう表現もありなのかなあとか、ちょっと違った角度から作品を見ることができて、私のショパンのバラード1番というイメージがちょっとできて、これはリサイタルでもちょっと取り上げてみなさんに是非聴いていただきたいと思い、バレエがきっかけでこの曲をリサイタルでも取り上げてみたいと思うようになりました。
Qショパン作曲「12の練習曲 作品25」について
小学校から6年ぐらいかけてショパンのエチュード24曲全曲を練習して、そのときは日本で師事していた田中希代子先生とずっと6年かけてこの曲を一曲一曲ほんとにていねいに、これはもうピアノをやって行く中でほんとうに大切な曲だからと先生がおっしゃっていたので。そして、高校卒業してからイモラ音楽院に留学したんですけれども、そこでまたもうこのショパン・エチュードというのは全曲いつでも弾けるようにしておくくらい大切な曲だとまたイタリヤで師事したフランコ・スカラ教授にも言われ、また最初から全曲と取り組んで、そして24曲を演奏会でも演奏したりしてたんですけども、私にとってはほんとにこのショパンのエチュードというのは小さい時から取り組んできた大切な一曲、まあ24曲ですけど、一曲、その中の今回は作品2512曲を演奏しますけど、ほんとうに思いの強い曲をお聴きいただきたいと思いました。

曲目
「羊は安らかに草をはみ」バッハ:作曲、ペトリ:編曲
バッハのカンタータ「狩りだけが私の喜び」の第9曲。20世紀前半に活躍したピアニスト、エゴン・ペトリが独奏用に編曲した。
「バラード 第1番 ト短調 作品23」ショパン:作曲
独創的な表現でピアノの可能性にあらたな境地を切り開いたショパン。初期の代表作として知られるこの作品は、1836年ショパンが26歳のときに出版された。
「12の練習曲 作品25」ショパン:作曲
「ちょうちょう」や「こがらし」が含まれるこの曲集は、1837年に発表された。高度な技巧を要する「練習曲」であると同時に美しく叙情的な楽想にもあふれており、ピアノならではの表現を追求した最重要作のひとつである。
☆アンコール「バレエ音楽「白鳥の湖」から「白鳥の踊り」」チャイコフスキー:作曲、ワイルド:編曲

🎵ショパンがぎっしり。練習の積み重ねをはじめて意識しながら聴く。手が壊れないか、指が折れないか。叙情、流麗の前段階の苛酷な研鑽。
ずいぶんと見やすくなった字幕解説。一瞬ステージ上のカメラさんが見えて。滅多に映ることはないけれども、こうして音楽家たちを映像に残しているのだなと。

 

🎧名曲アルバム
「狂詩曲 スペイン」シャブリエ作曲
【管弦楽】東京フィルハーモニー交響楽団,【指揮】角田鋼亮

🎵自分の曲は聞く者の魂を揺さぶりみな抱き合って喜ぶだろうといったシャブリエのものすごい自信、こういったときにもう楽想が頭にあったのかも。

⛳7時4分更新

 

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