20191120クラシック倶楽部を聴く
タカーチ弦楽四重奏団 演奏会
2019年9月27日 武蔵野市民文化会館小ホール
第一バイオリン エドワード・ドゥシンベル
第二バイオリン ハルミ・ローズ
ビオラ ジェラルディン・ウォルサー
チェロ アンドラーシュ・フェイェール
メンバーのコメント
ドゥシンベル「探求心とチャレンジ精神をもってつねに進化しようとすること。それが私たちの本質です。」
ローズ「作曲家は弦楽四重奏曲を書くとき家族間の会話を想像すると思います。強くて同等の声を持つものが集まると無限の可能性が生まれます。だから私はこの楽団に入りました。対話から生まれる音楽を愛しています。」
ウォルサー「自画自賛をゆるしてもらえれば、私たちのサウンドは芳醇です。芳醇でいて明瞭さも兼ね備えていると思います。
フェイェール「演奏会に行きたいと思ってもらえればうれしいです。」
ラズモフスキーについて
ドゥシンベル「まずオープニングがすごい。何かを探している感じがして神秘的です。例えばチェロはどんどん低くなってどん底まで落ちていきます。けれどもそこから現れるのは明るく陽気なベートーベンです。」
ローズ「そこで感じる喜びは表面的でも軽いものでもありません。努力して勝ち取った喜びです。すごく共感できますね。」
ドゥシンベル「賛成ですね。ベートーベンは深い苦しみを経て中期に至り、勇壮な作品群を書いたのですから、努力して勝ち取った喜びです。」
フェイェール「この曲にはほかのベートーベンにない不思議なところがあります。輝かしい第一楽章のあと、憂鬱で延々と終わらないような第二楽章が続く。何十年も準備をしてこれから何かを始めるのかと思ったらそうではなく古風なメヌエットが始まってそのままずるずる引きずられていくのかと思うと突然ビオラが嵐のようなフーガを始め、はげしい掛け合いに突入します。」
ウォルサー「私は大好きですよ。終楽章まで来て一気に爆発するのは皆も好きなはずです。」
曲目
☆「弦楽四重奏曲 ハ長調 作品33 第3「鳥」から 第1楽章、第2楽章、第4楽章」
ハイドン:作曲
☆「弦楽四重奏曲 作品59「ラズモフスキー」第3番 ハ長調」
ベートーベン:作曲
⛳とりあえず6時48分更新
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