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2019/10/22クラシク倶楽部を聴く

郷古廉&加藤洋之 ベートーベン バイオリン・ソナタ 全曲演奏会
(バイオリン)郷古廉、(ピアノ)加藤洋之
2017
413日 東京文化会館小ホール

 

郷古廉は1993年生まれ。2013年にティボール・ヴァルガ・シオン国際コンクールで優勝。期待のバイオリンニストとして国内外で注目を浴びる。現在はウィーン市立音楽大学で学びながらヨーロッパと日本で演奏活動を行っている。
 加藤洋之は1966年生まれ。1990年ジュネーブ国際音楽コンクールに入賞。ハンガリー国立リスト音楽院やドイツで研鑽を積む。室内楽を中心に活動し、多くの音楽家から信頼を得ているピアニスト。
 これまでに度々共演を続けてきた二人は2017年から3年にわたり、ベートーベンのバイオリン・ソナタ全曲演奏に取組んだ。今回演奏するのは、その第一回目のコンサート。

郷古廉のコメント
ぼくはあまりベートーベンのソナタをあえて取り上げていないんですね、今まで。何かこう作品の持つ強さと自分の持っている精神的な強さというものがあまりにも噛み合わないような感じがして、特に今回の初期のソナタ作品は、今までぼくが知り得なかったベートーベンのすがたであるというか、何か、こんなに模索してたんだなというか、こんなにこう何か何かというものを常に求めて、彼も生きてたんだなというそのすごく驚異的な精神の強さをすごく感じるし、非常に魅力を感じますね、ぼくは、初期のソナタに。
加藤洋之のコメント
非常に作曲家としては不器用な人だった。ただ表現したものというのが中にぎっしり詰まってて、初期はそのそこがうまく表現したいものと書かれてるものというのがうまくこう融合しないような、でもそれを更にそこを何というか精神的なエネルギーで乗り越えようとするような強さが音楽から感じられて、ある種の表現したい事と実際に書かれている音楽との間の軋みみたいなところがあって、そこの隙間からマグマのようなエネルギーがいつも感じられていて、わりとその後に書かれた作品よりももっとラジカルな印象を受けますね。

「バイオリン・ソナタ 第1番 ニ長調 作品12第1」、ベートーベン:作曲
「バイオリン・ソナタ 第5番 ヘ長調 作品24 「春」」、ベートーベン:作曲
「バイオリンとピアノのためのソナチネ 第3番 ト短調 D.408から第2楽章」、シューベルト:作曲

🎵申し訳ないことです、カメラにカードを入れ忘れており、ナイスショットを撮ったつもりが……。写真の掲載なし。
しかし、曲は物ではありませんが、一曲一曲の演奏が、あらゆる角度から当てられた光に磨き抜かれた艶を放っている一品一品のようでした。

 

🎧名曲アルバム
「孤児院のミサ曲」モーツァルト作曲
【ソプラノ】安井陽子,【アルト】加納悦子,【テノール】小原啓楼,【合唱】東京混声合唱団,【管弦楽】東京フィルハーモニー交響楽団,【指揮】梅田俊明

🎵モーツァルトがこれを12歳で作曲したってホントかな、専門家がそういっている間違いなかろうと思いつつ今一度確かめてみると、モーツァルト1756生まれ。「孤児院のミサ曲」作曲年代1768年。やはり。

⛳レコーダーで聴きながら  6時52分更新

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