2019/9/25クラシック倶楽部を聴く
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三浦一馬クァルテット
(バンドネオン)三浦一馬、(バイオリン)西江辰郎、(チェロ)向井航、(ピアノ)松本和将
2017年6月11日香川県三豊市文化会館マリンウェーブマーガレットホール 公開収録
三浦一馬
10歳からバンドネオンを始め、16歳の時アルゼンチンに渡り、バンドネオンの世界的権威メストル・マルコーニに師事。2008年18歳の時にイタリアで開催された国際ピアソラコンクールで日本人初史上最年少で準優勝を果たした。現在までマルタ・アルゲリッチやユーリ・バシュメット、恩師ネストル・マルコーニら世界的名手と共演。
西江辰郎
桐朋学園大学デュプロマコース終了。24歳の時に仙台フィルのコンサートマスターに就任。2005年からは新日本フィルのコンサートマスターを務めている。ソリストとしても国内外のオーケストラと数多く共演し、室内楽奏者としても活躍。
向井航
東京芸術大学在学中にハンガリー国立リスト音楽院に留学し研鑽を積む。現在、関西フィルハーモニー管弦楽団特別契約チェロ奏者として活動するほか、ピアノトリオを組み、ジャズ、ポップスなど幅広いジャンルで活躍。
松本和将
高校在学中にホロヴィッツ記念国際ピアノコンクールに第3位入賞。1998年日本音楽コンクール優勝。2003年エリザベト王妃国際音楽コンクール第5位入賞。ソリストとしてだけでなく、室内楽にも積極的に取り組み、後進の指導にも力を注いでいる。
三浦一馬のコメント
バンドネオンの魅力について
なんといっても奥が深いですね。もう奥が深すぎるのでいまだに厭きることがない。この楽器で真ん中にジャバラというものがついていて、これが伸び縮みさせて、空気を起こすところがあって、風がくるんですよ、これがまさに人間の呼吸と似たところがあって、ちょっとした音の揺れ、揺らぎみたいなものが、自分の呼吸であったり、気持ちのちょっとした揺れとそこと何かリンクしてて、それがそのまま音に乗っかるという、これはもう良くも悪くもですけど、もう自分がそのまま出ますから、そういった意味でも音楽家として、演奏家としては面白い部分だしどこまでも突き詰めていく、もうきりがないなというぐらいですけども、そこはもうおもしろくてしょうがないですね。
今回でのメンバーとの演奏について
この4人との組み合わせは初めてでしたが、もちろんお互いに勝手知ったる仲というか、お互いよく知ってるメンバーですから、そういう相手のよく知ってるところを、逆に本人以外のところから引き出していくというのが客観的に見て非常によくはたらいてるなと。具体的にいえば、たとえば、僕自身でも、たとえばピアノの松本さんから言われて、そこ一馬君こうやったらいいんじゃないのと自分でも気づかないところ、そういわれると、あ、そうか、じゃこうしてみようとか、お互いがお互い相手の良さを引き出していく、それが相乗効果としてより良いアンサンブルになっていく。お互いやっぱりリハーサルの段階から楽しかったですし、だから本番はどうなるんだろうかとか、すごく楽しみにしてます。
曲目
以下はすべて、三浦一馬:編曲
☆「ラプソディー・イン・ブルー」ガーシュウィン:作曲
☆「サマータイム」ガーシュウィン:作曲
☆「リベルタンゴ」ピアソラ:作曲
☆「ブエノスアイレスの冬」ピアソラ:作曲
☆「ブエノスアイレスの夏」ピアソラ:作曲
☆「ブエノスアイレスの秋」ピアソラ:作曲
☆「ブエノスアイレスの春」ピアソラ:作曲
🎵
🎧名曲アルバム
「ジークフリートの葬送行進曲」ワーグナー作曲
【指揮】飯守泰次郎,【管弦楽】東京フィルハーモニー交響楽団
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