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2019/9/4クラシック倶楽部を聴く

タリス・スコラーズ 演奏会

(合唱)タリス・スコラーズ、(指揮)ピーター・フィリップス
東京オペラシティ コンサートホール

Dsc09713s

ピーター・フィリップスのコメント
タリス・スコラーズの響きの特色
ルネサンス音楽を演奏するためにこの合唱団をつくりました。当時はこの時代の作品を演奏する団体はまれでした。合唱団のメンバーに求められるのは、透明かつ強い声です。そして常に新しい技術を習得することを心がけてきました。ルネサンス音楽は、その後のバロック音楽とはまったく異なったスタイルが要求されます。リズムもチューニングも違いますし。ルネサンス音楽は独唱ではなく小規模の合唱ですから、これだけ大きなホールで歌うのはとても難しいのですが、日本は大きなホールが多く、声の響かせ方を学ぶことができました。
ビクトリアの「レクイエム」について
ビクトリアの才能を説明するのは難しい。彼は奇跡の作曲家です。とにかく響きが強烈で、ごくふつうの和音をより印象深く響かせる能力に優れていました。パレストリーナやタリス、バードのような作曲家はもっと音楽が複雑で、声部も入り組んでいます。一方で、ビクトリアは和声の選択が巧みで、聴く人に感動をもたらします。彼は聖職者で敬虔なキリスト教徒でした。レクイエムは彼の親愛なる主人皇太后マリアのために書かれました。ビクトリアの感情と宗教観のすべてが彼女への思いとして表現されたのだと思います。これは彼の音楽の極致であり、ルネサンス音楽の極致でもあると私は思います。

「マリアよ あなたはすべてに美しい」ゲレーロ:作曲
ゲローレは、16世紀後半に活躍したスペインの作曲家。多くの教会音楽を残している。この作品は1570年に出版されたモテット集に含まれている。
「レクイエム(死者のための聖務)」ビクトリア:作曲
ビクトリアは1548年にスペインで生まれ、教会のオルガン奏者や楽長を務めた。この作品は彼が司祭として仕えたマリア皇太后の死を悼んで書かれ1605年に出版された。

🎵女声の響きが印象的。心やすまる朝のひととき。聴き始めるのに数分遅れ、この合唱団がどのように紹介されていたのか聴き落し。興味のある方はリンク先をクリック願います。

🎧名曲アルバム
「交響曲第3番 英雄」ベートーベン作曲
【指揮】大友直人,【管弦楽】東京フィルハーモニー交響楽団

Dsc09724z

楽譜の表紙に書いたナポレオンの名を消し(白い穴のように見える部分)、作品は「英雄」と改めたとも伝えられる。ベートーベンの落胆の跡が。

⛳きのうは7時半更新だったか。きょうは7時4分更新

 

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