2019/8/22クラシック倶楽部を聴く
エリーザベト・レオンスカヤ シューベルトの調べ
2018年4月14日 東京文化会館小ホール
エリーザベト・レオンスカヤ
1945年旧ソ連の一部だったジョージアのトビリシュに生まれ、6歳からピアノを始める。1964年ルーマニアで行われたジョルジュ・エネスコ国際ピアノコンクールで優勝。モスクワ音楽院の学生時代に巨匠リヒテルと出会う。1978年からウィーンを拠点に活動。リヒテルとの共演と親交も長らく続き、大きな影響を受ける。2015年東京・春・音楽祭が企画したコンサートシリーズ「リヒテルに捧ぐ」に招かれ、シューベルトの最後のピアノ・ソナタ3曲を披露。そして2018年の春、東京でシューベルトのピアノ・ソナタ全曲演奏に挑み、4月14日に最終日を迎えた。
コメント:日本の春の印象は?
2015年桜が満開の季節に来日しましたが、魔法のようでした。とても詩的…花が咲き、やがてそよ風が吹き、雪のように静かに花びらが落ちてきます。花が散ってしまうのは残念だけど、同時にとても美しい。桜の花々の向こうに見える真っ青な空も美しいわね。
☆「ピアノ・ソナタ 変ロ長調 D.960」
1828年9月に作曲されたシューベルト最後のピアノ・ソナタ。そのおよそ2か月後、シューベルトは31歳で世を去った。
☆アンコール「4つの即興曲 D.899から 第3番 変ト長調」
🎵
まえにも一度聴いている。今回は今回として。日本の印象を語るレオンスカヤに詩的な内面を見る。日本が美しい桜の風景とともにレオンスカヤの内にあることを喜ばしく思った。曲全体に一人の女性音楽家の人生を聴いた気がした。
🎧
名曲アルバム
「弦楽四重奏曲第41番第2楽章」ハイドン
🎵
ハレー・ストリング・クァルテットの演奏で、ハイドンの弦楽四重奏曲のすばらしさを再認識。
生涯に弦楽四重奏曲68曲。モーツァルトはハイドンを尊敬し、弦楽四重奏曲を献呈したという。晩年はウィーンで過ごしたが、なきがらはアイゼンシュタットに眠る。
⛳7時のニュースは始まっているけれども、近頃は辛いニュース、先行きの不透明なニュースに気持ちが沈む。沈殿した気分を音楽で引き揚げている。
7時3分更新
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