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イーハトーブの畑事情

 ヒマワリとヒマワリの中間地帯がわが家の畑です。児童文学を趣味とする主人が、今一つの趣味をと始めたものです。それがこの夏、主人は休養の必要を生じました。そこで私が代行しなければならないところ。
 ジャガイモを掘り上げました。日ごとに巨大化したキュウリを、どう扱ったらよいかに戸惑いながら収穫。スナックエンドウ、サヤインゲン、ミニトマトが旬です。
 草取りだけがお手上げです。一面にずんずんどんどん伸び放題に居丈高に生い茂った草。草を放っておくと周りの畑の方々にも迷惑が及ぶのです。それで昨夕5時ごろに行って、隣接するところから片付けたのですがなかなか。汗は流れる時間は流れる。さほど取らないうちに6時。この辺りに親子連れのシカ5頭が出没したという情報。人は襲わないのではと思いましたが、太刀打ちできる自信はなく、隣の畑の方が6時には帰ると仰っていたので、私も作業を6時に終え、車を方向変換。土手への勾配をのぼりきったかと思った時に、近くにいた方があっち、あっちというように下の畑の方を指さします。ブレーキを踏みながら見ると、立派な角の生えたシカ、カモシカは見たことがありましたが、それはシカでした。ちょうどさっきまで草取りをしていたわが家の畑の辺りに、しっかりと、そう、しっかりと4つ足で立ち、じっとこちらを仰ぎ見ています。立派です。凛とした美しいすがたです。その時、畑のどこかで誰かが追い払うために花火をバンっと鳴らしました。視線を別方向に泳がせているうちに、もうシカはいなくなっていました。
 朝には現れるだろうか。そう思いながら、今朝5時すこし過ぎに畑に行きました。作業をする方々がもう10人は来ています。クルマやバイクも7、8台。毎日これぐらい働いていれば、恐々と体重計に乗ることもなかろうにと思いながらとにかく作業に没頭。肥満対策番組がけっこうな視聴者を獲得する奇妙な世の中。痩せたければ食べなければいい、働けばいいのだ、それがなかなか難しいのだ、などと思いながら汗を拭く。とうとう居る間にシカは現れなかった。

 早朝の音楽も悪くないが、こんな過ごし方もまた悪くはない。 

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