2019/6/13クラシック倶楽部を聴く
東京・春・音楽祭 ヴェリタス弦楽四重奏団 演奏会
2019年3月27日 上野学園 石橋メモリアルホール
(バイオリン)岩崎潤。(バイオリン)島田真千子、(ビオラ)小倉幸子、(チェロ)工藤すみれ
アメリカ、イギリス、日本、世界各地のオーケストラを拠点にもつ4人の奏者が集結。
岩崎潤コメント
カルテットでは誰もがアイデアを出し合い、皆が喜んでそれに応じます。私たちはソリストでもありますが、その4人の音が一つのまとまりになります。それが室内楽の醍醐味です。
☆「弦楽四重奏曲 第7番 嬰ヘ短調 作品108」ショスタコーヴィチ:作曲
ショスタコーヴィッチが亡き妻ニーナに捧げた作品。この曲をショスタコーヴィッチは終生愛してやまなかったという。
☆「弦楽四重奏曲 第2番 「カンパニー」」フィリップ・グラス:作曲
グラスは自身が参加していた演劇集団「マブー・マインズ」の舞台「カンパニー」のために幕間曲を書いた。のちにグラスはこの曲を演奏会用の作品として独立させた。
☆「弦楽四重奏曲 ヘ長調」ラヴェル:作曲
ラヴェル28歳の時に書いた作品。ドヴュッシーは「一音たりとも変えてはならぬ」と最大級の賛辞を送った。
🎵
「弦楽四重奏曲 第7番」、危機的状況に神経を逆立てて対峙していくような切迫感に惹きつけられた。「弦楽四重奏曲 第2番」、日常からちょっと未知の世界を歩んでみたような心境にさせてくれる。「弦楽四重奏曲 ヘ長調」、圧巻。第4楽章の騒擾感、不安感、戸惑うような響きが聴いたなという実感をくれる。自分の中にあるそういった要素が音に溶かされ浄化されるのかもしれない。訴えかけてくる。1個人の内面、それはラヴェルの内面、如何ともしがたい苦悩といったものか。
🎧
名曲アルバム。「バレエ組曲 ロデオ」コープランド作曲
【管弦楽】東京フィルハーモニー交響楽団,【指揮】円光寺雅彦
「ロデオ」は1942年バレエ音楽として発表される。ロデオの荒々しさ。荒馬、荒牛に一定時間乗るラフストックの激しさは! このような大会が毎週といったか毎月といったか開かれているのだという。
⛳ユーチューブから「弦楽四重奏曲第7番」を聴きながら 7時10分更新
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