2019/5/23クラシック倶楽部を聴く
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深沢亮子 ピアノ・リサイタル
~浜離宮朝日ホール~
千葉県出身。 3 才より両親からピアノの手ほどきを受ける。10才で故永井進氏に師事。全日本学生音楽コンクール小学校の部で全国第1位、文部大臣賞を受賞。15才のとき第22回日本音楽コンクールで首位受賞。1961年ジュネーブ国際音楽コンクールで 1位なしの 2位入賞。
日本の現代作品を積極的に紹介している。
☆「やさしいピアノ小曲集「ちいさな四季」から 「そこまで春が」助川敏弥:作曲
☆「やさしいピアノ小曲集「ちいさな四季」から 「だれか呼んでる どこからなの」」
助川敏弥:作曲
☆「やさしいピアノ小曲集「ちいさな四季」から 「秋の谷川」」助川敏弥:作曲
☆「やさしいピアノ小曲集「ちいさな四季」から 「暮れる谷川 石がなる」」助川敏弥:作曲
☆「花の舞」助川敏弥:作曲
☆「松雪草」助川敏弥:作曲
☆「山水図」助川敏弥:作曲
☆「ピアノ・ソナタ ハ長調 K.330」モーツァルト:作曲
☆「厳格な変奏曲 ニ短調 作品54」メンデルスゾーン:作曲
☆「無言歌 第5巻から 「春の歌」 作品62第6」メンデルスゾーン:作曲、ラングレー:編曲
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深沢氏、31歳のとき、作曲家助川敏弥氏から、ピアノのタペストリーを弾いてくれないかといわれ、この作曲家から直にさまざま学ぶことになったという。「花の舞」、天から舞いおりてくるような精神的な美しい曲と深沢氏。息も継がせぬ連続の三連符、洗練された転調の雅さ! 「松雪草」は助川氏の単純な美の追求であるという。文章を書くにも学ばせられることが。そして1978年作曲「山水図」、深沢氏初演。この作品には唸ってしまった。私的には、けさ最も刺激的だった。円山応挙の日本画や日本の伝統楽器からこの作品の着想を得たらしい。和楽器といえば、琵琶、琴、尺八、三味線、尺八や祭礼に用いられる楽器一通りが浮かぶのだが、助川氏が影響を受けた応挙の作品がいったいどれであったのか。しばしWEBにある応挙の作品群に見入ってしまった。写生を重視し、「雪松図屏風」、眼鏡絵、足のない幽霊の絵などで有名であると。曲は空間に語らせるという響きがある。峻厳な谷を押し包む密な樹林の森閑とした静寂にすべり滴り落ちる水の音までが聴こえている。しばし日本画の世界の旅を味わった。
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名曲アルバム。歌劇アルルの女から「フェデリコの嘆き」チレーア作曲。【テノール】福井敬,【管弦楽】東京フィルハーモニー交響楽団,【指揮】北原幸男
⛳7時5分更新
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