2019/4/29クラシック倶楽部を聴く
ドビュッシー没後100年記念演奏会
2018年11月24日 フィリアホール
☆「アラベスク 第1番」、ドビュッシー:作曲、ルニエ:編曲
(ハープ)吉野直子
☆「弦楽四重奏曲 ト短調」、ドビュッシー:作曲
(バイオリン)川久保賜紀、(バイオリン)小林美恵、(ビオラ)川本嘉子、(チェロ)遠藤真理
☆「パンの笛」、ドビュッシー:作曲
(フルート)上野由恵
☆「バイオリン・ソナタ」、ドビュッシー:作曲
(バイオリン)川久保賜紀、(ピアノ)三浦友理枝
吉野直子:1974年(6歳)舞台上で初めて演奏する(ロサンゼルスの発表会)。1981年(13歳)第1回ローマ国際ハープコンクール第2位受賞。1985年(17歳)第9回イスラエル国際ハープコンクール優勝。メータ指揮イスラエル・フィルと共演。10月、本格デビューとなる自主リサイタルを東京文化会館小ホールで開催。
川久保賜紀:2001年サラサーテ国際ヴァイオリン・コンクール優勝、2002年チャイコフスキー国際音楽コンクール・ヴァイオリン部門最高位受賞。
小林美恵:1983年第52回日本音楽コンクール第2位。1984年海外派遣コンクール河合賞受賞。
1988年にはシュポア国際ヴァイオリン・コンクール第2位、あわせてソナタ賞を受賞。
1990年、ロン=ティボー国際コンクールヴァイオリン部門で日本人として初めて優勝。以来、国内外で本格的な活動を開始する。
川本嘉子:92年ジュネーヴ国際コンクール・ヴィオラ部門で最高位(1位なしの2位)。
96年村松賞受賞。97年第7回新日鉄音楽賞・フレッシュアーティスト賞受賞。
東京都交響楽団首席奏者を経て、現在ではソリスト・室内楽奏者として最も活躍しているヴィオラ奏者の1人。
京都アルティ弦楽四重奏団、AOIレジデンス・クヮルテットのメンバー。
遠藤真理:2003年第72回日本音楽コンクールで第1位、2006年「プラハの春」国際コンクールにて第3位(1位なし)、2008年エンリコ・マイナルディ国際コンクールにて第2位。神奈川県出身。東京芸術大学を首席で卒業。
上野由恵:東京藝術大学をアカンサス音楽賞を得て首席卒業。同大学大学院修士課程修了。第76回日本音楽コンクール第1位、岩谷賞(聴衆賞)、加藤賞、吉田賞、E・ナカミチ賞。第2回東京音楽コンクール第1位。第15回日本木管コンクール第1位、コスモス賞(聴衆賞)、兵庫県知事賞、朝日新聞社賞。
三浦友理枝:1981年東京生まれ。3歳よりヤマハ音楽教室に入会、05年英国王立音楽院大学課程を首席で卒業。07年同音楽院・修士課程を首席で修了。95年「第3回ゲッティンゲン国際ショパンコンクール」第1位受賞。これを機にドイツなどでコンサート活動を開始。
🎵必要ないかなと思いつつ受賞歴など並べてみると、卒倒しそうな錚々たる方々、この「弦楽四重奏曲 ト短調」は圧巻。けさは、どういうわけか、第三楽章のまだ日が照りはじめるまえの雨上がりの情景を思わせる演奏が静かに心に染みた。ただこの曲の持つざわつき旋律は、この凄い4人の手腕が見事に結集、顕示と思われるまでに、哲学的な雰囲気までまとって的確に伝わってきた。ふんだんに滋養を受け取った感じが。
🎧
名曲アルバム。「アルフォンシーナと海」、ラミレス作曲、フェリックス・ルナ作詞。
【歌】松田美緒,【ギター】レオナルド・ブラーボ
この曲は結構放送になっている。アルフォンシーナの詩をググってみた。抜粋。
アルフォンシーナ・ストルニの詩
「あるとき海で」
お前の凄まじい満潮に向かって、私の更に凄まじい生は、
お前の両腕に震えるような雨を降らせ、
涙と嘆き声で顔中を満たし、お前に向かって泣いたのだ。
もしお前の波を焼いても、激しい流れが跡を切り開くことはなかった。
やわらかな翠緑の果肉よ、お前は前髪をとか し、
その青い髪の房を忘却に向かってほどいた。
(駒井睦子氏の論文から) http://www.ajel-jalas.jp/nenpou/back_number/nenpou032/pdf/komai2012.pdf
xx
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